現役世代でも得られる「副業」のメリット
会社で一定の地位にいたとしても、そんなことは関係なく、純粋に自分の仕事で評価されることは緊張するし、うれしいことでもあります。場合によっては、鼻をへし折られたりすることもあるかもしれません。
そんな経験を、定年後でなく、まだ元気な現役世代のうちに経験していくことこそが滑走路の整備なのです。
◆今の会社生活も充実させよう
そうすると、会社にいることのありがたみが認識できるかもしれません。副業で得た経験や人的ネットワークを、現在の本業にフィードバックできるかもしれません。
会社を辞めることを推奨しているのではありません。将来の滑走路として副業を行い、それが現在の本業に活かされること。そして、現在の会社員生活が充実することも、とても大切だと思うのです。
そうして、会社生活を充実させながらも、やがて来る定年(ひょっとして定年という言葉は今後なくなるかもしれないが)の時に、個人で飛び立って行くための滑走路も整備していけるので、なるべく会社を辞めずに副業をやっていくことをおすすめするものです。
副業というと、今でも「小遣い稼ぎ」と考える人がいるかもしれません。
もちろん、お金のかかる人生の時期に、生活防衛のために副収入を得るのはよいことです。ただし、単なる小遣い稼ぎにしないで、自分の滑走路にするんだという気持ちで従事するほうがよりよいことだと考えます。
藤木 俊明
有限会社 ガーデンシティ・プランニング
代表取締役