「年金」だけでは足りない!老後に「毎月プラス10万円」の収入を無理なく得るための「三原則」【専門家が解説】

「年金」だけでは足りない!老後に「毎月プラス10万円」の収入を無理なく得るための「三原則」【専門家が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

「人生100年時代」を迎え、老後の生活資金を「年金」だけで賄うのが困難になると予測されます。そこで重要なのが、老後、年金に加え「月々プラス10万円」の収入を得られるようにすることです。「ローリスク独立」や「シニア起業」等を通じた「収入の多角化」を提唱する副業評論家の藤木俊明氏が、著書『年金にあとプラス10万円を得る方法』(産学社)から「年金プラス10万円」の収入を得るためのノウハウを解説します。

「年金プラス10万円」の三原則

毎月「年金プラス10万円」の収入を得るために、100人いれば100人、やり方が違うでしょう。年齢を経た今、これだけは気をつけたいという「三原則」を示しておきます。迷ったら、この原則を思い出してください。

 

◆原則1|無理はしない「ローリスク」

1つ目の原則は、『無理はしない(ローリスク)』ということです。

 

「心身の健康こそが第一」だからです。無理がきかない年齢になったのに、きつい肉体労働や、ストレスを溜める作業に就いたりすると、体や精神が蝕まれるかもしれません。心身の健康を害してしまっては何にもならないでしょう。

 

もっと具体的に言えば、「退職金には手をつけない」。ローリスクな方法を選ぼうということです。なかには、自分で事業をやりたい人もいるでしょう。それにかかる費用は、なるべく公的な助成金や創業融資を使います。

 

では、まったく一銭も使わずに始めることができるかというとそうではなく、仕事ができるツール、今だとパソコンとスマートフォン、そしてネット環境には、ある程度の費用をかけざるを得ません。

 

新しい仕事をやっていくうちに、「もっと勉強が必要だな」と感じることもあります。自分が成長できる「学び直し(リスキリング)」には、ある程度費用をかけてもいいでしょう。それは意義ある投資です。

 

◆原則2|気持ちを切り替えて「自律」

2つ目の原則は、『気持ちを切り替えて自律』することです。「年金プラス10万円」を実現するためには、会社の一員としてではない、「自分のブランド」をつくっていく必要があります。

 

ブランドというと大げさですが、「わたしはこういう仕事が得意です」と、人に説明できるようになることです。「会社の中の自分」から「市場の中での自分」に気持ちを切り替えることです。

 

また、会社の方針に沿って行動するのではなく、自分で自分の目標やスケジュールを決め、それに向けて何をすればいいのかを準備すること。

 

当たり前のようですが、「自律」が求められます。副業や複業を行う最大のメリットは「自律したビジネスパーソン」になることだと思います。自律していない人は相手にされないからです。

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年金にあとプラス10万円を得る方法

年金にあとプラス10万円を得る方法

藤木 俊明

産学社

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