会社で身につけた知識・経験・技術を活かす副業(スキルシェア その1)
◆概要
自分の知識・経験・技術を活かし、ネット経由で従事する副業は「スキルシェア」と呼ばれます。とくにシニア世代におすすめなのは、会社の仕事で身につけた知識・経験・技術を活かす副業です。
どんな会社員(元を含む)にも、一定の業界・業務知識があります。この記事を読んでいるあなたにも、何らかの知識・経験・技術があるので、それほど敷居の高い副業ではありません。
仕事で身につけた知識や経験、技能などをもとに企業の相談に乗ったり、インタビューに答えたりするものが主だからです。では、そんなことにニーズがあるのかって? あるのです。
たとえば、大きな食品会社が新規事業として、ある地域にベーカリーカフェを開こうと考えたとき、その地域の特性やパン業界にくわしい人の話を聞きたいと思うでしょう。専門のコンサルタントに頼むと大きな費用と時間がかかります。
そこで、本格的に着手する手前の段階として、「くわしい人に話を聞きたい」といった企業のニーズがあるのです。同じように、個人としても「くわしい人に話を聞きたい、教えてもらいたい」というニーズはあります。
そんなニーズをつないでくれる仲介媒体のサービスがたくさん出てきているのです。
◆はじめ方
具体的には、仲介媒体に登録し、自分の知識・経験・技術を中心にプロフィールを書き込みます。そして案件が来るのを待ったり、自分で案件を探します。そうして企業や事業者などとマッチングされ、依頼を受けて、その業務を遂行すれば収入になります。
◆ポイント
この副業では、「この人に話を聞いてみたい、教えてもらいたい」と思わせるようなプロフィールの書き方がキモになります。
また、スキルシェアに限りませんが、ネットを介して従事する副業で大きなポイントになるのは、「あなた自身に評価がつく」ことです。星が5つなど高い評価がついていれば、案件や依頼は自然に増えていくはずです。
どうしたらよい評価を得られるのか、工夫が必要になってきます。それを考えて結果を出すのが楽しい、評価が収入につながるのは楽しいと思う人には向いていますが、そういうことが億劫な人、手っ取り早くお金だけほしいという人には向かないかもしれません。