フィリピン経済を支える「海外フィリピン人労働者」の送金額「前年比3.5%増」

3月20日週「最新・フィリピン」ニュース

フィリピン経済を支える「海外フィリピン人労働者」の送金額「前年比3.5%増」
写真:PIXTA

一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングのエグゼクティブディレクターの家村均氏が、フィリピンの現況を解説するフィリピンレポート。今週はフィリピンの主要産業であるOFWに加え、REITについて最新動向をみていきます。

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フィリピン下院、REITの再投資義務付けの法案を可決

法案は、REITのスポンサーやプロモーターが、REITを売却して得た収益を再投資することを奨励し、フィリピンのインフラプロジェクトの推進を目指しています。またスポンサーまたはプロモーターが実現した収益を受け取ってから1年以内に、フィリピン国内で再投資することが義務付けられます。

 

REITに譲渡された収益不動産の対価として発行された他の証券、またはスポンサーやプロモーターがREITに収益不動産を売却して得た資金も再投資の対象となります。また、REITは上場時に、フィリピン証券取引所と証券取引委員会に再投資計画を提出し、再投資計画が遵守されていることを証明するために、毎年認証を受けることが義務づけられます。

 

フィリピンのREIT法は、2009年に制定されましたが、その厳しい規則のため、制定後10年間、REITの上場はゼロ。2020年1月にようやくREITの要件を緩和し、REITが上場されました。今回の法案が、REITのさらなる拡大に繋がるのかどうかみていきたいと思います。

 

現在、フィリピンでは、大手不動産ディベロッパーや再生可能エネルギー会社がこぞってREITを上場しており、AREIT、CiticoreEnergyREIT、DDMPREIT.、FilinvestREIT、MREIT.、PremierIslandPowerREIT、RLCommercialREIT、VistaREITという8つのREITが上場されています。

 

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※当記事は、情報提供を目的として、一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングが作成したものです。特定の株式の売買を推奨・勧誘するものではありません。
※当記事に基づいて取られた投資行動の結果については、一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティング、幻冬舎グループは責任を負いません。
※当記事の比較するターゲット株価は、過去あるいは業界のバリュエーション、ディスカウントキャッシュフローなどを組み合わせてABキャピタル証券のプロアナリストが算出した株価を参考にしています。

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