香港ハンセン指数は大幅続落
ハンセン指数 20,051.25 pt (▲2.35%)
中国本土株指数 ,727.18 pt (▲2.68%)
レッドチップ指数 4,044.93 pt (▲1.64%)
売買代金1,174億8百万HK$(前日1,277億1百万HK$
8日の香港市場はグローバルに金利上昇懸念が再燃したことで、株式市場は大幅安となった。ハンセン指数は前日の米株安の流れのまま終日軟調な展開となり、前日比2.35%安とー時はサポートラインとなる20,000ポイント割り込んだ。
特にIT・ネット株が総じて安く、ハイテク株で構成されるハンセンテック指数は前日比3.23%安と構成30銘柄は全面安の様相となった。
高性能データセンター開発の万国数拠(9698)は10.9%安、ソフトウエア開発の明源雲集団(0909)は7.5%安、電気自動車メーカーの小鵬汽車(9868)は7.1%安、理想汽車(2015)は6.3%安、オンライン予約のトリップドットコム(9961)は5.4%安と下げた。
主要銘柄も売り先行となり、フードデリバリーの美団(3690)は4.4%安、Eコマースの京東集団(9618)は4.4%安、バイオ医薬品開発の薬明生物(2269)は4.2%安、スマートフォンの小米集団(1810)は4.2%安、アリババ(9988)は3.2%安と下げた。
中国本土株市場は上海総合指数は前日比0.06%安の3,283.25とわずかの値幅ながら3日続落し、CSI300は同0.36%安の4,034.11で引けた。全国人民代表大会が15日まで開催されるなか、具体的な政策の発表を見極めたいとの様子見意向から方向感の乏しい展開となった。
長谷川 建1
Wells Global Asset Management Limited, CEO/国際金融ストラテジスト<在香港>