エンディングノートに故人の希望として、菩提寺・葬儀の希望が書いてあれば役立つこともありますが、かえって迷惑なこともあります。もっとも助かるのは葬儀に呼びたい友人などのリストです。
これらも家族信託をした後のフォローとして書いてあれば、あわてることもありません。
少なくとも、葬儀進行であれこれ悩む必要はありません。費用が多少高くなったっていいじゃないですか。葬儀費用を安くすることが大切なのではありません。事前に葬儀社を選んでいなくても大丈夫です。
そんな準備をするより生前の「家族信託」など、物心両面の準備にシフトしておいてください。
葬儀の料金もいろいろあるでしょうが、生前の認知症対策ができなかったことや、老人ホームの検討に比べればたいしたことではありません。
私はこれまで何件もの葬儀をしてきましたが、一切準備なしで、特段に困ったことも、損したこともありません。
葬儀社がぼっているわけではありません。持ちつ持たれつなのです。葬式関係者は、誰もがやりたいという仕事ではない葬儀にかかわる仕事を引き受けて社会に役立っている方々です。
そう、なくてはならない方々(エッセンシャル・ワーカー)です。お互い様なのです。おおむね納得のいく、それそこ、払える額なら「弔いを汚してはいけない」私はそう考えて気持ちよく感謝しながら心づけと思って払っています。
これも世の中を円滑に回すための贈与なのです。
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