香港ハンセン指数は小幅に続伸
ハンセン指数 20,567.54 pt (+0.68%)
中国本土株指数 6,939.62 pt (+1.20%)
レッドチップ指数 4,056.78 pt (+1.66%)
売買代金1,057億8百万HK$(前日1,105億1百万HK$
週明け6日の香港市場は米長期金利の低下を手がかりに朝方、ハンセン指数は小高く推移したもの、中国経済を見極めたい動きから上値は重い展開となった。同指数は前日終値で一進一退の動きとなり、前日比0.17%高と小幅に続伸となった。
中国景気回復の期待からエネルギー関連が反発し、中国海洋石油(0883)は3.5%高、シノペック(0386)は3.4%高、シノペック上海石化(0338)は2.1%高、ペトロチャイナ(0857)は0.9%高だった。
通信関連株も堅調な動きとなり通信大手の中国移動(0941)は3.2%高、PC大手のレノボ(0992)は3.0%高、ガラス生産の信義光能(0968)は2.7%高、通信大手の中国聯通(0762)は1.8%高だった。
一方、ハイテク株で構成されるハンセンテック指数は前日比0.81%安と反落し、クラウドサービスの金蝶国際集団(0268)は5.4%安、白物家電の海爾智家 (6690)は4.2%安、オンライン医療の京東健康(6618)は3.6%安、インターネット保険の衆安在線財産保険(6060)は3.5%安と下げた。
中国本土株市場は上海総合指数が前日比0.19%安の3,322.03 、CSI300は同0.52%安の4,109.01 だった。上海総合指数の足元の水準は、昨年7月以来の高値を回復しているだけに、上値追いには慎重な展開となった。市場では、中国政府の具体策を見極めたいとの様子見気分が強まっている。
長谷川 建一
Wells Global Asset Management Limited, CEO/国際金融ストラテジスト<在香港>