牛丼店での「迷惑行為」動画が拡散…「バイトテロ」はなぜ起きるのか?撲滅方法を解説 ※画像はイメージです/PIXTA

アルバイト店員が勤務先で迷惑行為を働き、その様子を撮影して発信するバイトテロ。バイトテロが一度発生すれば会社のブランドイメージに傷がつき、顧客が離反することにより業績悪化にも繋がりかねません。ではなぜ、バイトテロは起きるのでしょうか? 撲滅方法とともに解説します。

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「バイトテロ」はなぜ起きるのか?

そもそも、なぜバイトテロが発生してしまうのでしょうか。それは大抵の場合、組織環境に原因があります。バイトテロを起こす人には悪気がありません。悪気がないからこそ平気で悪事を働いてしまうわけであり、たとえその人をとがめたとしてもバイトテロはまた発生してしまうでしょう。そのため、彼らが悪いと責め立てるのではなく、そういう環境にしてしまっていた側に問題があるのだと自覚することからスタートしましょう。

 

次に、経営者側はどのような行為がバイトテロにあたるか明確な線引きをすることが大事です。これがはっきりしていなければ、「このくらい大丈夫だろう」と考えた従業員がバイトテロを起こす恐れがあるからです。どういう行為がバイトテロに当たるかを社内で定義して、周知徹底させるのです。

 

口頭で伝えることももちろん大切ではありますが、人は忘れる生き物です。目につく場所に注意喚起の文章や画像を貼っておいたり、あるいは実際にあったバイトテロの動画を定期的に見させたりすることで、バイトテロを起こしたらどうなるのかを意識させ、それを抑止する環境を整えましょう。

抜本的な対策

ただ、なにがバイトテロに該当するかを周知するだけでは、抜本的な対策とはいえません。バイトテロの発生を防ぐには、常日頃から従業員に当たり前のルールを徹底して守らせることが不可欠です。ルールとは本来守るためにあるものです。たとえば、赤信号なのに進んでしまうドライバーがいたら、そのドライバーが事故を起こしてしまうのは時間の問題ですよね。

 

組織運営も一緒です。ルールが形骸化している組織では、必ずといっていいほどルール違反者が発生し、会社に大きな損失を与えます。「組織の一員である以上、ルールは必ず守らねばならない」という意識を社員のあいだに醸成するために、ルール違反者に対しては、反省文や始末書を書かせるなど、なにかしらの罰を与えてください。

 

そうするのがかわいそうと思う人もいるかもしれません。しかし、その人の将来を考えたとき、注意しないことにより改善の機会を奪ってしまうことのほうがよほどかわいそうではないでしょうか。もし、あなたの組織に形骸化しているルールがあるとすれば見直してみてください。そして、当たり前のルールを社員に順守させることにより、バイトテロのような行為が防げるという意識を持ち、しっかり指導していきましょう。

 

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識学は「意識構造学」からとった造語であり、人が物事を認識してから行動に至るまでの思考を構造的に理解し、体系化したメソッドです。株式会社識学は、このメソッドを応用し、いかなる組織でも生産性向上を実現するための方法を追究しています。
(写真はマーケティング推進課 係長の新村恭平氏)

著者紹介

連載マネジメント課題解決のスペシャリスト「株式会社識学」が解説!仕組みで回る組織づくりのノウハウ

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