投稿する側も投稿を見る側もまずは冷静に
まず、投稿する側も、投稿を見てしまった側も、一呼吸おいて、冷静になってほしいと思います。
投稿する側は、投稿をする前に、この投稿を見た人がどう思うのか、自分の投稿をどれだけの人が見るのか、その人が他の人に拡散する可能性がどれだけあるのか、ひいては、自分がその投稿をすることに何の意味があるのか、落ち着いて考えてほしいと思います。インターネット上だからなんでも書いていいというわけではありません。インターネット上だからこそ、どのように広がるか分からないので、投稿内容には気を付けなければならないのです。
さもないと、ある日、弁護士から突然慰謝料を請求する書面が届くかもしれません。学生だから支払えないというのは、裁判では何の言い訳にもなりません。その後の人生に大きな悪影響を及ぼすことになることを、重々理解してほしいと思います。
また、投稿を見てしまった側も、まずは、投稿を真に受けないということが大事です。どうしても精神的に不安になってしまうようであれば、周囲の人や、専門医、カウンセラー等に相談するようにしましょう。投稿を見て、自分が嫌われているのではないかと思い、一人で抱えてしまうと、よくない方向に進んでしまいます。
また、法律的に名誉棄損等にあたる場合というのは、おそらく、一般的に考えられているイメージと少しズレがあるように思います。そうであるからこそ、少しでも投稿された内容が気になるようであれば、投稿全体を保存して、弁護士に見てもらうのがベストだと思います。