ブログは使っている?究極のセルフブランディングツール
この項目ではブログの重要性、そして他の発信メディアとの違いについて解説します。
まず、ブログの最大の特徴の1つが「1社に依存しないメディアである」ということです。Twitter、Facebook、Instagram、YouTube、TikTokなどのSNSは運営会社1社が独占しています。運営会社の都合で利用規約が変更されたり、機能がなくなったりすることがあります。
また、それぞれのSNSの流行廃りの影響をダイレクトに受けることにもなります。
日本では2005年から2010年頃まで、国産のSNSである「ミクシィ」が流行しました。私も当時は毎日のようにミクシィにアクセスして投稿していました。
かなりの量のコンテンツをミクシィに書き込みしていましたが、その後多くのユーザーがミクシィを離れブログや「Twitter」、「Facebook」などに移動していき、私もミクシィにはまったくアクセスしなくなりました。ミクシィを離れれば、ミクシィに書き込んだ自分のコンテンツも埋もれてしまうことになります。
今は、流行して多くのユーザーを抱えているFacebookやTwitterなども、いつまで勢いがあるか分かりません。後発のSNSで、短命で終わったものも数多くあります。
その点、ブログは1つの運営会社に依存しない仕組みです。
世界中に数え切れないほどのブログ運営会社があり、その中から自由に選ぶことができます。また、WordPressのようなCMS(コンテンツマネジメントシステム)を自分で借りたサーバにインストールし、自分だけの独自ドメイン(xxx.comやyyy.jpなど)を持って運営する本格的なブログも構築可能です。
ほとんどのブログサービスは引っ越しが可能で、コンテンツを別のサービスやサーバに移動させることができます。
仮に契約しているサーバ会社がサービスを終了するとしても、自分のコンテンツを丸ごと引っ越しすることができ、永続的に運営することができるのです。
次にブログの特徴は、検索エンジンとの親和性が高い「ストック型メディア」であることです。ブログは新しく書いて公開した記事だけが読まれるのではありません。
ブログの1つ1つの記事はGoogleに代表される検索エンジンに登録されます。
書いてから時間がたった記事でもユーザーがGoogleで検索したキーワードとマッチすれば、検索結果に表示され読み続けられるのです。
ブログ内の記事数が増えれば増えるほど、Googleに登録される記事数が増え、検索される機会が多くなっていきます。検索エンジンに記事がストックされていくので、ブログは「ストック型メディア」と呼ばれます。
一方TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSは「フロー型メディア」と呼ばれます。SNSにはタイムラインがあり、新しい投稿が流れてきます。
SNSも検索の機能は持っていますが、多くのユーザーは流れてくる新規投稿をチェックしており、古い投稿が読まれる機会は限られます。新しい投稿は多くの人に見られる可能性がありますが、どんどん投稿は流れていってしまい、数日もするとほとんど見られなくなっていきます。「流れる=フロー」ということで、これらのSNSはフロー型メディアと呼ばれるのです。