火災保険はできるだけ下限にすべき理由
■火災保険活用
見落としがちですが、かなり重要です。漠然と入ると損してしまいます。
5つのポイントを紹介します。
①保険料を下げる
火災保険は物件の評価額で決まります。
物件の評価はできるだけ下限にすべきというのが私の持論です。基本的に再調達価格(建て替え出来る価格)でとなりますが、200万、300万円で購入した戸建に1500万の保険とか絶対いらないと思います。限界まで下げるべきです。
私はセコムに入っていますが、基準(面積と構造による)から±30%で調整できます。
②長期間で入る
最近築古では長期間加入すると、保険料が安くなります。最長である10年で入るべきだと思います。
③保険金が出やすい保険会社
セコム、楽天などなど新興系は出やすいです。大手は東京海上は比較的出やすいようですが、三井住友海上は厳しいと聞いたことがあります。あくまで噂レベルです。
また共済は安いけど保険がシビアですのでお勧めできません。
しかし、教職員共済は別です。自治会長のハンコが必要という謎ルールがありますが、それさえ満たせば通りやすいようでした。(車屋を経営する私の友人の小学校教員の実例)
④保証範囲にいれるべき内容
「風災」一番でるのはこれです。
台風で瓦が飛んだとかは風災です。最近は標準で入っていることが多いです。
水災・浸水などをイメージしがちですが、高台にあっても大雨で地盤が崩れたりなどがあり、入る方が無難です。
施設賠償責任保険
物件が原因でケガをさせたり損害を与えたときのものです。万が一誰かが亡くなったりしたら、大変な事態になりますので、加入必須です。
破汚損
結構使えます。突発的なものに出るというものですが、経年劣化によりベランダが崩落した時も出ました。
臨時費用
保険金に対して、上乗せでもらえます。これは請求する可能性が高いと思う方は入った方がいいです。
私はもちろん入っています。
⑤申請時に気を付けること
細かく申請しない。回数が多く申請すると警戒されます。1回でどかんが望ましいです。やりすぎると更新拒否もありえます。周辺地域が被災しているのか需要なポイントですし、鑑定人がきにくいので、大型台風を狙いましょう。
⑥経年劣化に注意
経年劣化分は申請できませんので、△△で壊れたと原因を明確にする。
⑦否決の場合は回答書を求める
否決や減額の場合はなぜそうなったのか細かく回答してほしいと要望したら有効です。
※以前、否決→30万円出させましたが、やりすぎると保険は入れなくなるので要注意です。
⑧ホームセンター価格が標準で通る。
職人価格で提出する必要はありません。一般の相場のリフォームの見積で通ります。
用意すべき書類:見積書、被害状況がわかる写真です。
火災保険は請求できる権利は行使して適正に使うことが重要かと思います。