純粋がゆえに利用される「M資金信者」の哀れな末路
M資金トレジャーハンターである彼らは、社会的地位や信用度をM資金詐欺師たちに利用され、知らず知らずのうちに自分と同類のM資金トレジャーハンターたちで構築されたM資金話を拡散するネットワークの一翼を担ってしまっているのだった。
元大手企業幹部で、今もM資金を追い続けているトレジャーハンター気取りのY氏は「そういう詐欺があることはもちろん知っていますが、私たちが追っているM資金は本物です」と、堂々と話す。
私がその根拠を尋ねると、Y氏は分厚い鞄の中からいくつもの資料を取り出して見せて「こういう資料があるから事実です」と真剣な表情で告げた。
しかし、その資料はほとんどのM資金ブローカーと呼ばれる怪しい人たちが持ち歩いているありきたりの資料と同じ物で、この人だけが特別に持っている資料ではなかった。そして資料の出所について質問をすると「極秘案件ですのでそこまでは言えない」と口をつぐむのだった。
これがM資金信者やM資金狂いと呼ばれる人たちの典型的なタイプのひとつである。
コロワイドの蔵人会長の件で言えば、さしずめ武藤、X、YらがM資金詐欺師たちで彼らに蔵人会長を紹介した大学関係者がM資金ブローカーに身を落としたM資金トレジャーハンターという関係性になるだろう。
M資金の存在を信じている富裕層たち
そして、もうひとつは『M資金の存在を信じているがゆえに自らがM資金を受け取ろうとする人たち』である。このタイプには、大手企業の会長や顧問や重役クラスなど一定の社会的成功を収めたいわば日本の上流階級にいる富裕層が多い。
彼らも前出のM資金トレジャーハンターたちと、基本的な精神構造は同じである。
常にM資金の情報に敏感で、M資金話を聞けるとなると、わざわざ時間を割いてまでM資金ブローカーやM資金詐欺師たちに直接会って話を聞くほどである。
前述したトレジャーハンターとの相違点は、社会的地位が高いことから自らが潤沢な資金を有しており、その資金をトレジャーハンティングの経費として、自己判断で注ぎ込むことができるという点である。
手に入れたM資金を、たとえば自分が経営している会社の運転資金に充当したいというようなビジネス的な計画もあるだろうが、まずは前提として自分自身がビジネスマンというよりも、M資金のトレジャーハンターであるという意識が強いことだ。
この手のM資金信者が、たとえば徳川埋蔵金や、豊臣埋蔵金などに興味を示さないのは徳川埋蔵金や豊臣埋蔵金のトレジャーハンターたちも、M資金話に興味を持たないのと同じく『趣味嗜好の違い』と言える。
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