戦後から昭和にかけて話題となった『Ｍ資金詐欺』。とっくに消え去ったと思っていた令和のいま、約31億円以上の被害額が報告されました。どうしてこんなにも使い古された手口の詐欺に引っかかってしまう人々が後を絶たないのか、そしてＭ資金詐欺がこの世からどうして消え去らないのか、その奇妙なメカニズムを追います。※本連載は、藤原良氏の著書『M資金　欲望の地下資産』（太田出版）から一部を抜粋し、再編集したものです。