「人類が生き残れた理由」に学ぶ…企業が「成長できない」根本原因 ※画像はイメージです/PIXTA

約20~30万年前に誕生した現生人類が属する種、ホモ・サピエンス。度重なる気候変動や人類同士の争いでも滅びずに生き残れた理由は、現代の企業における組織づくりと結びつくものがあるといいます。本記事では、人間の歴史が綴られた『サピエンス全史』から、成長できない企業の根本的な原因を紐解いていきます。

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人類は「イメージする力」があるから生き残れた

「ヒトは認知し、イメージする生き物です」

 

筆者が学生だったころに聞いた、ある教授の一言です。なんとなく心理学を勉強していたため、なぜかはもう思い出せませんが、この言葉で本気で心理学を研究しようとスイッチが入ったのです。

 

その後、心理学に携わる仕事を選択し、現職に就いたいまでも、ときどきこの言葉の意味について考えることがあります。

 

そんな筆者がおすすめしたい本が、イスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリの大著『サピエンス全史』です。あるとき、お客様から「これ、読んでみてください」と紹介されました。ドサッという音とともに机に置かれたその本は分厚く、手にすると非常に重たいものでした。

 

いかにも読む気が失せるような見た目の本ではありますが、帰りの電車のなかで、早速読み始めました。すすめてくれた方の「いまの人類が生き残れたのは架空の話を語れるからだってことが書いてありますよ」という言葉が気になったからです。

 

パラパラと読んでみると、「ホモ・サピエンス」とか「虚構」とか「文化」という興味をそそる単語が目に入りました。そして、本書には、知りたかったことが載っていたのです。すなわち、ホモ・サピエンスである我々は、イメージするからこそ生き残ったのだと。

 

本書は、人間の歴史における3つの革命をメインテーマとして取り上げ、解説しています。3つの革命とは、「認知革命」、「農業革命」、「科学革命」です。伝わりやすい文章でつづられる内容は非常に重厚で、歴史の流れのなかで過去や現在を捉えるための原理のようなものを読んだ人に与えてくれる1冊です。歴史について解説しているにもかかわらず、物語として非常に面白いものです。

 

人類の物語は250万年前から始まり、10万年前には、6種類のヒトの種が存在していましたが、現代まで生き延びた人類種はホモ・サピエンスだけです。長い地球の歴史のなかで、つい最近まで負け組だった人類が、なぜほかの生態系を破壊するほどの影響力を持つようになったのか。本書は、先の3つの革命を通して展開していく物語です。

 

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株式会社識学 大阪営業部 大阪1課 課長/シニアコンサルタント

同志社大学文学部を卒業後、法務省矯正局に入省。非行少年の面談や行動観察、矯正教育のカリキュラム管理や行事運営などに13年ほど携わる。法務省退職後、注文住宅販売会社に入社して1年目でトップ営業となり、2年目で事業責任者を任される。その後は、個人事業主としてコンサルティング業に従事しながら学校設立を目指す中、組織作りに悩み、解決方法を模索しているなかで出会った識学のロジックに共感し、識学に入社。

著者紹介

連載マネジメント課題解決のスペシャリスト「株式会社識学」が解説!仕組みで回る組織づくりのノウハウ

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