(※写真はイメージです/PIXTA)

トヨタ自動車の2022年4~12月期決算で、売上高が27兆4,640億円の過去最高となりました。世界一の自動車メーカーであるトヨタには、さまざまな有名な方針があります。「『なぜ』を5回繰り返す」「紙1枚」などです。両者には「考え抜く」という1点にたどり着くためという共通点があります。 新卒でトヨタ自動車に入社し、独立後は社会人教育関連事業を展開、作家としても活躍する浅田すぐる氏が解説します。

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トヨタかマッキンゼーか

研修初日。グロービスの先生は、次のような話から講義をスタートしました。

 

「これほど充実した問題解決手法の研修があるのは、トヨタ以外にはマッキンゼーくらいだと思ってください。それほど貴重な学習機会を得られるわけですから、みなさんは日本で一番恵まれた新入社員です。宝の持ち腐れにだけはならないよう、どうか真剣に学んでください」

 

この発言は、今でもまったくその通りだと思います。実際、多くのビジネスパーソンは「問題解決」について学んだこと自体がありません。企業側の問題意識も希薄なため、そうした教育機会を用意できていないケースが大半なのです。

問題解決を実践するための、8つのSTEP

一方、トヨタでは「問題解決=仕事」だと定義し、下記、8つのSTEPで体系化しています。

 

・STEP1:問題を明確に定義する

・STEP2:問題を分析し、分解する

・STEP3:改善の目標を設定する

・STEP4:真因を分析する

・STEP5:対策を立てる

・STEP6:対策を実行し、最後まで見届ける

・STEP7:結果とプロセスの両方をよく見る

・STEP8:うまくいったプロセスを標準化する

 

明文化されたのは20年以上前のことですが、形式知として標準化される前の時代までさかのぼれば、昭和の頃から実践されてきた暗黙知です。

 

 

浅田 すぐる

「1枚」ワークス株式会社代表取締役
「1枚」アカデミア・プリンシパル
動画学習コミュニティ「イチラボ」主宰

 

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