トヨタかマッキンゼーか
研修初日。グロービスの先生は、次のような話から講義をスタートしました。
「これほど充実した問題解決手法の研修があるのは、トヨタ以外にはマッキンゼーくらいだと思ってください。それほど貴重な学習機会を得られるわけですから、みなさんは日本で一番恵まれた新入社員です。宝の持ち腐れにだけはならないよう、どうか真剣に学んでください」
この発言は、今でもまったくその通りだと思います。実際、多くのビジネスパーソンは「問題解決」について学んだこと自体がありません。企業側の問題意識も希薄なため、そうした教育機会を用意できていないケースが大半なのです。
問題解決を実践するための、8つのSTEP
一方、トヨタでは「問題解決=仕事」だと定義し、下記、8つのSTEPで体系化しています。
・STEP1:問題を明確に定義する
・STEP2:問題を分析し、分解する
・STEP3:改善の目標を設定する
・STEP4:真因を分析する
・STEP5:対策を立てる
・STEP6:対策を実行し、最後まで見届ける
・STEP7:結果とプロセスの両方をよく見る
・STEP8:うまくいったプロセスを標準化する
明文化されたのは20年以上前のことですが、形式知として標準化される前の時代までさかのぼれば、昭和の頃から実践されてきた暗黙知です。
浅田 すぐる
「1枚」ワークス株式会社代表取締役
「1枚」アカデミア・プリンシパル
動画学習コミュニティ「イチラボ」主宰
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