(※写真はイメージです/PIXTA)

2012年6月期~2022年5月期における純利益の通算ランキング(東洋経済データ事業局調べ)で3位はNTT、2位はソフトバンクグループ、1位はトヨタ自動車でした。世界的な自動車メーカーであるトヨタの、問題解決の方法論はさまざまな業界や教育現場から注目されています。新卒でトヨタに入社し、独立後は社会人教育関連事業を展開、作家としても活躍する浅田すぐる氏が著書『トヨタで学んだ「紙1枚!」で考え抜く技術』(日本実業出版社)から、問題解決法の1つを紹介します。

トヨタが社員に推奨する「考え抜く」方法

多くの人が再現しやすいように言語化やフレームワーク化しておくことを、トヨタでは「標準化」と言います。

 

「考え抜く」の標準化:

「1枚」の紙に「フレーム」を書いて、「テーマ」を決めて埋める

「テーマ」は「What?/Why?/How?」を解消するように設定

「拡げる」と「絞る」を繰り返し、「フレーム」内を埋めていく

 

「標準化」の条件は、「再現性の高さ」です。仕事内容や職種、業界等を問わずだれもが実践できるように「型化」するからこそ、多くの他者への「横展」も可能となっていきます。

 

そこで私は、だれもが学生時代から慣れ親しんできた「手書きによるノート作成」の機会を通じて、トヨタの「紙1枚」文化を再現できないかと考え、「1枚」フレームワークというビジネススキルを考案しました。

「1枚」フレームワークの作成方法

それでは、具体的な作成手順を、これから紹介していきます。

 

まず、手元に「紙」と「緑・青・赤3色のカラーペン」を用意してください。

 

紙は、コピー用紙でもノートでも、何かの裏紙でも構いません。ただ、最低でもA5サイズ以上がよいため、小さなメモ帳は避けたほうがベターです。

 

本書では、できるだけ手軽に取り組めるように、A4サイズのコピー用紙を使った例で説明していきます。

 

それを半分に折って、A5サイズにすると記入がしやすくなりますので、手元に手頃なノートがない方は、白紙のコピー用紙でやってみてください。

 

また、3色のカラーペンについても、すぐに用意できる人は多くないかもしれません。視覚的に見分けがついたほうが「考え抜く力」を効果的に鍛えられるためこうしているのですが、難しい場合はとりあえず黒ペンでもOKです。

 

 

まず、上の図のように、「緑ペン」でタテ線・ヨコ線と十字に線を引いていきます。すると、手元の紙上に「2×2」合計4つの「枠」が作成できたはずです。

 

数ある利点の中から3つに絞って、解説をしたいと思います。

「フレーム」には、これだけのメリットがある!

まず、頭の中「だけ」であれこれ考えるよりも、フレームを見ながら視覚的にやったほうが容易に考え抜くことが可能になります。

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    ※ 本連載は、浅田 すぐる氏の著書『トヨタで学んだ「紙1枚!」で考え抜く技術』(日本実業出版社)から一部を抜粋し、再構成したものです。

    トヨタで学んだ「紙1枚!」で考え抜く技術

    トヨタで学んだ「紙1枚!」で考え抜く技術

    浅田 すぐる

    日本実業出版社

    世界のトヨタを支える、最大して最強の企業文化「考え抜く」を、トヨタ出身の「紙1枚!」シリーズで知られるベストセラー著者が解説。 著者がトヨタで学んだ、最大にして最強のスキル「考え抜く」とは、どういう状態なのか、な…

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