※画像はイメージです/PIXTA

転職が当たり前の時代となりましたが、特に日本企業は優秀な人材を手放しやすいといいます。なぜなのでしょうか、みていきます。

 

優秀な人材が辞めてしまう会社の共通点

優秀な人材が退職する会社には3つの共通点があります。

 

1.経営者が保守的である

2.評価基準が明確でない

3.労働環境や職場の環境に問題がある

 

1.経営者が保守的である

時代の流れに乗って進化し続けなければ、会社の成長はないでしょう。会社のトップが挑戦する姿勢を見せ、社員へ果敢にチャレンジする大切さを常にみせなければいけません。具体的にはITを駆使して、新事業展開や最新システムを導入できるか、社内DXを推進できるかなどがポイントとなるでしょう。大胆な運用変更や事業戦略構築が必要になるわけです。

 

2.評価基準が明確でない

評価基準が明確でないことも、優秀な人材がやめてしまう原因の1つです。優れた人材ほどゴールをはっきりさせ、逆算して取るべき行動を決めています。そのため、評価基準が定かでなければ、目標を見失ってしまうのです。年功序列制度はその最たる例であり、日本には評価基準が明確でない場合も多いです。

 

3.労働環境や職場の環境に問題がある

優秀な人材は環境の重要性を熟知しているため、働きやすい環境を常に求めています。一般的に優秀な方は、仕事とプライベートの両立を図っています。仕事において活力に満ちているのは、業務から離れた場面も充実しているからでしょう。労働環境や職場環境に問題があると、優れた方は必然的にやめてしまうと念頭に置いておきましょう。

優秀な人材の退職を防ぐ方法

優秀な人材を辞めさせないためには、自社の取り組みや業務環境を見直すことが重要です。見直すポイントは2つあります。

 

1つ目は、評価基準です。評価基準を明確にして、実力に見合った対価を払っていきましょう。評価の質を上げる方法としては、1on1ミーティングの導入が最適です。1on1ミーティングは双方向で行う定期面談で、上司から部下への一方通行による面談ではなく、部下の意見も重視したコミュニケーションを取ることができます。

 

従来よりも意思疎通が図れるため、目標が明確化されやすく、上司からの一方的な指示ではないため、職場全体の風通しがよくなることもメリットです。面談回数は年4~8回程度が最適です。社員の問題点を時間を掛けずに解決できるでしょう。

 

2つ目は、働き方に対する柔軟性を高めることです。近年では、時短勤務や在宅ワークも一般的になってきました。効率的な働き方を実現するためにも、積極的に取り入れていくことで、優秀な人材が心地よく働ける環境につながります。

 

 

矢野 茂樹

株式会社ワンオーワン

代表取締役

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