※画像はイメージです/PIXTA

「先輩よりも仕事ができる」と思い込み、自身で認識している能力と他者評価のあいだに差が生じている部下が周りにいませんか。そのような部下は「ダニングクルーガー効果」に陥っている可能性が高いです。特にZ世代に多いとされている心理現象であるダニングクルーガー効果ですが、もし自分の部下が陥ったらどうすればよいのでしょうか? みていきます。

「ダニングクルーガー効果」とは?

「ダニングクルーガー効果」とは、自分自身を正しく評価できない心理現象です。特に本来能力の低い人が自己評価を高くしてしまう状態を指します。

 

たとえば入社間もない社員が「私は仕事ができる」「先輩社員よりも仕事が早い」と認識してしまうことです。その逆もしかり。本来能力の高い中間管理職社員が能力を低く見積もるケースも該当します。結果的に足元を見ず仕事を行い、仕事でミスやトラブルが起きてしまうのです。

 

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部下が「ダニングクルーガー効果」に陥る3つの理由

Z世代に多いとされる「ダニングクルーガー効果」ですが、若い部下がダニングクルーガー効果に陥ってしまう主な3つの理由をみていきましょう。

 

1.他者の意見を聞き入れない

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他者の意見を聞き入れなくなると、次第に自身が認識している能力と他者評価のあいだに溝が生まれます。最終的には注意や指摘を受けなくなり、「自分の判断はやはり正しかったんだ」「自分は間違っていないんだ」など、さらなるダニングクルーガー効果を誘発させてしまうのです。

 

2.誤った自己評価

「自分はできる人間と思われたい」「ミスをしてカッコ悪い自分を見せたくない」などプライドが高い人ほど、結果的に自分を高く見積もり、周りが見えなくなってしまう傾向にあります。

 

3.他責思考

とくに日本人は他責思考が強いとされており、自分から積極的に物事を進めていく気持ちが諸他国より弱いため、必然的に他責思考になってしまうのです。 他責思考は、ダニングクルーガー効果に陥る要因となります。

 

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