フィットネスジムの「無人経営」…成功のカギとなる、ありがちな「トラブル」への対策方法

フィットネスジムの「無人経営」…成功のカギとなる、ありがちな「トラブル」への対策方法
(※画像はイメージです/PIXTA)

いま、スタッフが常駐しないフィットネスジムの無人経営が注目を集めています。スタッフやほかの利用者と接することなく、1人で施設を訪れ、トレーニングを終えたら退出。そんな「無人ジム」の経営には、有人の場合とは異なるトラブルが起こることに注意が必要です。本記事では無人ジム経営を成功に導くための、ありがちな3つのトラブルへの対策方法についてみていきます。

不正な“共連れ”や盗難には「防犯カメラ」

よくあるトラブル3.利用者以外の不正な共連れ、備品等の盗難

個室制の無人ジムによくあるトラブルのひとつに、会員が知り合いを不正にジムに連れ込んで、料金を払わずに利用してしまうという、いわゆる「共連れ」と呼ばれる行為があります。また、会員や部外者による施設内の器具や備品の盗難というリスクもついて回ります。このようなリスクを避けるための手段として、たとえば共連れに関しては、モーションセンサーや顔認証などの技術を利用した共連れ検知システムがあります。

 

しかし、多くは一般の建築物全体への不正侵入防止を目的とした大掛かりなシステムとなっており、初期コストが膨らんでしまう懸念があります。コストの面からみると、平均的な規模の無人ジムでの不正防止には、離れた場所でもリアルタイムで室内の様子をチェックすることができるセキュリティカメラを設置しておくことが現実的と考えられます。

 

現在では、クラウドを活用して複数のスマホやパソコンと映像を共有でき、施設側での録画も不要、さらに比較的低価格なセキュリティカメラのサービスがリリースされています。複数の担当者が24時間シフトを組んで無理なく施設の利用状況を常時チェックできますので、特におすすめです。

 

スマートロックによる確実な入退室管理に加え、セキュリティカメラを活用して不正利用や盗難のリスクに備えることで、利用者にとっても、運営者にとっても、より安全・安心なジム運営を目指してはいかがでしょうか。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

まとめますと、予約管理+決済管理+入退室管理(鍵管理)の統合と自動化、そしてセキュリティカメラによる不正防止が無人ジム運営の成功の重要なポイントであるといって差し支えないでしょう。

 

ここで紹介した以外にも、無人ジム運営に役立つ、さまざまなシステムやサービスが提供されています。皆さまそれぞれの運営計画に沿って、幅広く比較検討されることをおすすめします。

 

 

畠山 祐季

株式会社構造計画研究所

RemoteLOCKチーム Webディレクター

 

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