人生のお金の流れは、定年前と定年後で大きく変わります。現役時代と同様の支出を続ければ、ほとんどの人の場合、資金は急速に減ってしまいます。それを防ぐには、日々の生活からお金の使い方を見直すことが重要です。楽しみながら支出を抑制する方法を、お金のプロが指南します。※本記事は、『マンガと図解 定年前後のお金の教科書』(宝島社)より抜粋・再編集したものです。
毎年活用したい! 暮らしを豊かにする「ふるさと納税」
◆節約しつつ豪華商品を手に入れる方法って?
ふるさと納税や株主優待といった制度を活用すると、普段の買い物よりお得に商品を手に入れやすくなります。ふるさと納税とは、応援したい自治体にお金を寄付することで、実質2000円の負担で寄付先の自治体から返礼品を受け取れる制度です。寄付した分の金額が控除されます。
返礼品は、食材から生活家電、雑貨、宿泊券まで多くの種類があります。普段使いする日用品や日持ちする食品を返礼品として受け取ることで、日用品の支出を抑えることができます。
また、自治体によっては、返礼品として高級食材などの豪華商品を選べるケースがあります。日用品ではなく、たまのご褒美として高級肉のような豪華賞品を選ぶと、無理せず、暮らしを豊かにしながら節約することができます。
また、株主優待がもらえる銘柄の株式を購入するのもよいでしょう。洗剤やキッチン用品のメーカーであるライオン(4912)の株主優待は、自社製品6点が入った詰め合わせセットです(100株以上保有が対象)。
◆ふるさと納税における年収ごとの控除額の早見表
頼藤 太希
株式会社 Money & You 代表
高山 一恵
株式会社 Money & You 取締役
株式会社Money&You代表取締役
中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。
2015年に株式会社Money&Youを創業し、現職。女性向けWebメディア「FP Cafe」や「Mocha(モカ)」を運営。マネーコンサルタントとして日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『1日1分読むだけで身につくお金大全100』(自由国民社)、『はじめてのFIRE』(宝島社)、『そのままやるだけ!お金超入門』(ダイヤモンド社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)など著書多数。
日本証券アナリスト協会検定会員。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。
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連載老後不安をスッキリ解消!…知った人だけ得をする「定年前後のお金の教科書」
株式会社Money&You取締役
慶應義塾大学文学部卒業。2005年に女性向けFPオフィス、株式会社エフピーウーマンを創業、10年間取締役を務め退任。
その後、株式会社Money&Youの取締役に就任。講演活動、執筆活動、相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。
『はじめての資産運用』(宝島社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)、『やってみたらこんなにおトク! 税制優遇のおいしいいただき方』(きんざい)など著書・監修書多数。
株式会社Money&You
http://moneyandyou.jp/
FP Cafe
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twitter
@takayamakazue
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