(画像はイメージです/PIXTA)

日々の仕事に追われるサラリーマン生活も、もうじき定年が見えてきた…。定年前後は、生活やお金の使い方を見直すタイミング。それにより、将来の生活の安心度合いは大きく向上するのです。本記事では、お金のプロが「60歳からの正解」をわかりやすく紹介します。※本記事は、『マンガと図解 定年前後のお金の教科書』(宝島社)より抜粋・再編集したものです。

日々の支出を見える化し、「資産」「負債」を整理する

◆定年後に必要な生活費=日常生活費・一時的な出費・医療費や介護費

定年後の生活費は大まかに3つに分けられます。まず、生活のために欠かせない①日常生活費。夢・目標を実現するための②一時的な出費。そして、ケガや介護のために必要な③医療費や介護費です。

 

[図表1]
[図表1]

 

◆大切なのは家計の純資産の確認

その出費を踏まえて、まずは現段階の資産の状況を把握するために家計の「バランスシート」を作成してみましょう。

 

バランスシートとは、資産と負債、純資産がどのくらいあるかを確認し、そのバランスをチェックするためのものです。家庭にどのくらいの「純資産」が残っているのか、下記の図表2のように家庭の資産と負債を書き出していきましょう。

 

いくら資産が多くても、「負債も多い=純資産が少ない」のであれば、手元に残るお金は少なくなります。定年後に向けて、毎月の収入と支出だけでは見えない、家計全体の資産と負債のバランスを確認することはとても大切です。

 

いくら資産が多くても、「負債も多い=純資産が少ない」のであれば、手元に残るお金は少なくなります。定年後に向けて、毎月の収入と支出だけでは見えない、家計全体の資産と負債のバランスを確認することはとても大切です。

 
[図表2]
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老後の不安がぜんぶなくなる!知った人だけが得をする! マンガと図解 定年前後のお金の教科書

老後の不安がぜんぶなくなる!知った人だけが得をする! マンガと図解 定年前後のお金の教科書

頼藤 太希,高山 一恵

宝島社

漠然とした不安にかられる定年後の人生。定年後の収入と支出の最適解は何か。お金の不安をなくす具体策を示した一冊です。 お金の不安を解消する制度の利用、そして、定年70歳時代の制度を活かした得する働き方について、あま…

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