日々の仕事に追われるサラリーマン生活も、もうじき定年が見えてきた…。定年前後は、生活やお金の使い方を見直すタイミング。それにより、将来の生活の安心度合いは大きく向上するのです。本記事では、お金のプロが「60歳からの正解」をわかりやすく紹介します。※本記事は、『マンガと図解 定年前後のお金の教科書』(宝島社)より抜粋・再編集したものです。
日々の支出を見える化し、「資産」「負債」を整理する
◆定年後に必要な生活費=日常生活費・一時的な出費・医療費や介護費
定年後の生活費は大まかに3つに分けられます。まず、生活のために欠かせない①日常生活費。夢・目標を実現するための②一時的な出費。そして、ケガや介護のために必要な③医療費や介護費です。
◆大切なのは家計の純資産の確認
その出費を踏まえて、まずは現段階の資産の状況を把握するために家計の「バランスシート」を作成してみましょう。
バランスシートとは、資産と負債、純資産がどのくらいあるかを確認し、そのバランスをチェックするためのものです。家庭にどのくらいの「純資産」が残っているのか、下記の図表2のように家庭の資産と負債を書き出していきましょう。
いくら資産が多くても、「負債も多い=純資産が少ない」のであれば、手元に残るお金は少なくなります。定年後に向けて、毎月の収入と支出だけでは見えない、家計全体の資産と負債のバランスを確認することはとても大切です。
いくら資産が多くても、「負債も多い=純資産が少ない」のであれば、手元に残るお金は少なくなります。定年後に向けて、毎月の収入と支出だけでは見えない、家計全体の資産と負債のバランスを確認することはとても大切です。
株式会社Money&You代表取締役
中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。
2015年に株式会社Money&Youを創業し、現職。女性向けWebメディア「FP Cafe」や「Mocha(モカ)」を運営。マネーコンサルタントとして日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『1日1分読むだけで身につくお金大全100』(自由国民社)、『はじめてのFIRE』(宝島社)、『そのままやるだけ!お金超入門』(ダイヤモンド社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)など著書多数。
日本証券アナリスト協会検定会員。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。
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連載老後不安をスッキリ解消!…知った人だけ得をする「定年前後のお金の教科書」
株式会社Money&You取締役
慶應義塾大学文学部卒業。2005年に女性向けFPオフィス、株式会社エフピーウーマンを創業、10年間取締役を務め退任。
その後、株式会社Money&Youの取締役に就任。講演活動、執筆活動、相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。
『はじめての資産運用』(宝島社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)、『やってみたらこんなにおトク! 税制優遇のおいしいいただき方』(きんざい)など著書・監修書多数。
株式会社Money&You
http://moneyandyou.jp/
FP Cafe
https://fpcafe.jp/
twitter
@takayamakazue
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