「本当に後悔しています…」勤務先の女子トイレで盗撮。刑事事件、損害賠償、被害者の苦痛…今後どうなる?【弁護士が解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

スマートフォン等を使った盗撮行為の全国の検挙件数は、ここ数年で急増傾向にあります。ごく普通の勤め人であっても、日常のストレスを発散させるためなどの理由で、常習化しているケースもあるようです。そこで実際にココナラ法律相談のオンライン無料法律相談サービス「法律Q&A」によせられた質問をもとに、盗撮事件について村山大基弁護士に解説していただきました。

盗撮後2ヵ月経過。警察の動きはないが……

相談者のTさん(男性・仮名)は、2ヵ月前勤務先のビルの女子トイレで隙間からスマホを差し入れ盗撮してしまいました。

 

盗撮した女性は同じ勤務先の方で、誰かは不明です。女性に気づかれている可能性はありますが、Tさんの容姿は見られていません。勤務先でも盗撮があったという話題は出ていない状況です。

 

防犯カメラにも女子トイレに入っている所は映っていないと思われますが、盗撮した前後に少し不審な動きをしているところは映っている可能性があります。

 

また現時点で、県警が出している犯罪発生情報や不審者情報などに情報は載っていなく、Tさんが盗撮した日の後に近隣エリアで起きた他の事案の犯人が特定され、解決している情報が載っています。

 

実際にこれまでに、勤務先で聞き取り調査や注意喚起等もありません。

 

Tさんはとても反省し、後悔していますが、今後の事件の流れがどうなるのか気になっており、ココナラ法律相談「法律Q&A」に次の3点について相談しました。

 

1.この件について、被害届が出されている可能性はあるのか。

2.警察は一般的に、事件からどのくらいの期間で捜査を始めるのか。

3.どのくらい音沙汰がなければ警察からの接触はほぼないと考えていいのか。

捜査の可能性について

はじめに:相談とは離れての一般論、治療の必要性など

盗撮事件の場合、①盗撮しているところを見つかる(駅のエスカレーター等)、②設置していたカメラが見つかった、などをきっかけに捜査が開始されることが多いです。

 

そして、自宅に警官が来て、盗撮データなどがないかパソコンを回収し、データ解析の結果多数の余罪がみつかることも少なくありません。

 

習慣になってやめられなくなっているケース、専門家の力を借りないとやめるのが困難なケースもありますので、お悩みの場合は、早めに弁護士や、専門の医師に相談してみることをお勧めします。

 

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    村山法律事務所

    京都弁護士会所属

    平成26年弁護士登録、勤務弁護士を経て独立後、平成28年に村山法律事務所設立。
    離婚や男女問題・相続といった民事事件のほか、刑事事件にも力を入れています。

    悩み事がある場合には、できればお近くで面談相談に行ってみることをお勧めしています。理由としては、どうしてもネット上だと詳しい事情がわからないため、回答がしづらいからです(事情がわかれば、より詳細なアドバイスが可能になります)。


    〈ココナラ法律相談の掲載ページ〉
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