税務署「申告漏れです」「届出が必要なんて知らなかった…」知らないと大損する「贈与税、住民税/所得税」のホント【税理士が解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

「住民税」も「所得税」も、個人に課される税金です。同じように「贈与税」も個人に課される税金ですが、これは住民税/所得税とは似て非なる税金となります。多くの人が知らないで損をしている可能性の高い贈与税、住民税、所得税について、相続に必要な知識や相続を円満に進めるコツについて、後藤光氏が代表を務める株式会社サステナブルスタイルが運営する、相続・終活に関する情報を発信するwebサイト『円満相続ラボ』の記事から、一部編集してお届けします。

まずは「贈与税」について

まずは「贈与税」の基礎知識を、知っておく必要があります。

 

贈与税は、昭和22年にはじめて導入されました。

 

当時はその名の通り、贈与者に対して贈与した財産に課税されておりましたが、昭和28年に贈与税という名称はそのままにして、財産を取得した人に対して課税されることに改正されました。

 

「贈与」とは、当事者の一方が自己の財産を無償で相手方に与える意思を表示し、相手方がこれを受託することによって成立する契約のことをいいます。

 

贈与の意思表示は書面でも口頭でもよいこととなっています。

 

書面によった場合は、一般の契約と同じように、これを取り消すことが出来ないものとされ、書面によらない贈与については、まだ、その履行の終わらない部分に限り、いつでも取り消すことができるものとされています。

贈与税には種類がある

贈与には、普通の贈与のほかに、特殊な形態の贈与として、定期贈与、負担付贈与、死因贈与が挙げられます。

 

そして、贈与税とは、財産が贈与により移転する際に、その財産の受贈者に課される税金になります。

 

また、贈与税は基礎控除額110万円があるため、財産が110万円以下の場合には贈与税が非課税となります。

 

贈与税の課税方法は、「暦年課税」と「相続時精算課税」の2つがあり、適用要件に該当すれば相続時精算課税を選択することが出来ます。

 

「暦年課税」と「相続時精算課税」

 

暦年課税とは、暦年である1月1日から12月31日の間に贈与を受けた財産の価額の合計額から110万円の基礎控除を行った課税価格に10%から55%の累進税率を乗じて贈与税額を計算する課税方式になります。

 

相続時精算課税とは、親から子への贈与について、贈与時には、この課税制度に基づく課税価格(特別控除額は累積で2,500万円)及び税率(一律20%)で計算した贈与税を納付します。

 

その後、贈与をした親の相続が開始したときに、この課税制度を適用した財産を、相続財産に加えて相続税を計算し、既に納付した贈与税を相続税から控除することで相続時に精算するものです。

 

課税制度を選択するには届出が必要

 

この課税制度を選択するためには届出をする必要があります。

 

贈与税は暦年1月1日から12月31日までの期間に贈与を受けた場合に、翌年3月15日までに管轄税務署へ申告する必要があります。

 

贈与税の申告者は財産を取得した受贈者であり、税率は累進課税となっており、10%から55%と、取得財産が高額になればなるほど税率も高くなります。

 

以上が贈与税の概要となります。次に贈与税と似て非なる税金として、住民税や所得税について解説していきます。

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    株式会社サステナブルスタイル代表。遺品整理の現場で残された家族の姿をたくさん見てきた経験から、明らかに「円満なご家族」と「不穏な空気のご家族」に分かれることに気がつき「円満な相続」を迎えるために何ができるだろう、と考えたことをきっかけに、2022年8月10日に「現場で見たエピソードを世の中に伝えることで、一人一人が何かを考えるきっかけになってほしい」と考え、23篇の実話を紹介する本「もう会えないとわかっていたなら」を出版し、Amazonの日本文学(日記・書簡)カテゴリで1位を獲得。

    また、本の中で特に印象的なエピソードを一部抜粋して紹介したところ、Yahoo!ニュースのライフカテゴリでアクセス数1位を記録。

    相続終活のWebメディア「円満相続ラボ」も運営しており、相続終活の「わからない」「困った」を解決するコラム記事を通じて、相続を円満に終えるために必要なノウハウを広く伝えている。

    株式会社サステナブルスタイル

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    ※本記事は、株式会社サステナブルスタイルが運営する相続・終活に関する情報を発信するwebサイト『円満相続ラボ』より転載したものです。

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