「ブランド戦略」に成功し盤石の地位を築いた企業の「ウェブサイト」に共通する6つの特徴とは

グループ4｜実例・実証

「実例・実証」とは使用例、施工例、実験データ、お客様の声、有識者からの推薦など、第三者の視点から事実を伝えることです。

基本的に企業と顧客の関係は、「宣伝する側」と「宣伝される側」という構図になりますが、企業から顧客への一方通行な情報だけでは説得力が低い状態です。この二者から離れた立場の人であればあるほど情報は説得力を増します。また情報は人間の言葉だけではありません。実験データなどの数値や検証映像なども非常に有効です。

グループ5｜温度感

「温度感」とは人間味や血の通った感じが表現されていることです。

具体的には日々の仕事への取り組みや、開発者の苦労話、舞台裏のエピソードなどが該当します。

ウェブサイトは当然ながらインターネットを通じて閲覧されるもので、読み手はパソコンやスマートフォンなどのデジタルデバイスの向こう側にいます。インターネットそのものには誰でも気軽にアクセスできる時代ですが、情報の信ぴょう性はあいまいです。通信としてのダイレクト性は高いものの、企業と顧客の心理的な距離感はむしろ遠いことを念頭におく必要があります。

「人」の存在が感じられるコンテンツはその心理的な距離感を縮めるのに非常に有効です。

人は人の共感を呼びます。それがファンづくりの基本であり、つまりブランディングにつながる重要なファクターのひとつになります。

グループ6｜ニュース性

「ニュース性」は言葉のとおりですが、最新の情報、新しい話題、イベント情報などが、タイムリーに発信されていることです。

固定的な情報のみでまったく情報に動きのないサイトでは、興味を惹きつけられません。

最新ニュースを即時に発信できることはウェブというメディアの最大の特徴でもあります。

みなさんも情報更新が数年間まったくなされていないようなウェブサイトを見たことがあるはずです。そのようなサイトはブランドを構築するどころか、むしろ「やる気のない会社だな」という印象さえ与えます。

情報を更新して常にタイムリー感を与えることができるかどうかも、ウェブブランディングの成否の分かれ道です。

ウェブサイトの企画段階でこのような更新性・継続性の高いコンテンツを計画する必要があります。