調査結果の詳細
■Q1.あなたはお勤めの会社でこれまでどのような研修を受けたことがありますか。
(複数回答、n=300)
会社員の方にこれまでどのような研修を受けたことがあるのか聞いたところ、「コンプライアンス研修」が36.7%と最も回答が多く、次いで「スキル研修(営業研修、技術研修など)」が36.3%、「コミュニケーション研修」が35.0%でした。また、「情報セキュリティ研修」が33.7%、「メンタルヘルス研修」が31.0%と続きました。
■Q2.あなたはこれまで受けた研修について、効果を感じましたか。それぞれの研修についてお答えください。
(単数回答)
これまで受けた研修について、それぞれ効果を感じたか聞いたところ、選択肢のすべての研修において6割以上が効果を感じたと回答しています。上位3位は「コーチング研修」88.0%、「チームマネジメント研修」87.3%、「セルフマネジメント研修」85.0%で指導やマネジメントに関する研修となりました。
■Q3.これまで受けた研修について、なぜ効果があったと感じたのかお答えください。
(複数回答)
これまで受けた研修について、なぜ効果があったと感じたのか理由を聞いたところ、「必要なスキルを学ぶことができたため」や「業務改善につながったため」と回答した方が多い結果となりました。
■Q4.これまで受けた研修で無駄だと思った研修はありますか。
(単数回答、n=300)
「スキルを学べた」「業務改善につながった」と研修の効果を感じる一方、無駄だと思った研修もあるのではないでしょうか。そこで、これまで無駄だと思った研修があるかを聞いたところ、「ある」55.0%、「ない」45.0%と半数以上の方が研修を無駄だと思った経験があることがわかりました。
■Q5.あなたがこれまで受けた研修に関して、無駄だと思った理由をお答えください。
(複数回答、n=165)
これまで受けた研修に関して、無駄だと思ったことがあると回答した方へ理由を聞いたところ、「既に知っていることだったため」が50.3%で最も多い回答でした。続いて「関わっている業務で役にたつ場面がなかったため」47.9%となっています。研修を選定する担当者が現場社員の能力や業務内容を十分に把握し、研修を選定することで、無駄な研修を減らすことにつなげられるのではないでしょうか。
■Q6.あなたはオンライン研修中に「ながら作業」をしたことがありますか。
(単数回答、【管理職】n=121、【一般社員】n=94)
オンライン研修を受けたことがある方へオンライン研修中に「ながら作業」をしたことがあるか聞きいたところ、管理職は「ある」66.9%、「ない」33.1%となりました。一般社員は「ある」66.0%、「ない」34.0%となり、管理職・一般社員ともに、「ながら作業」の経験が「ある」方が6割以上いることがわかりました。
■Q7.あなたが研修中にしていたことをお答えください。
(自由回答、n=143)
【管理職】
・テレビを見ていた(男性、29歳)
・YouTube視聴(男性、45歳)
・ネットサーフィン(男性、35歳)
・映画を観ていた(男性、53歳)
・ほかの仕事をしながら研修を受けていた(男性、48歳)
【一般社員】
・ポイ活をした(女性、27歳)
・家事(女性、29歳)
・SNSや動画を見たり横になったりしていた(女性、30歳)
研修中に「ながら作業」をしたことがあると回答した方へ具体的にどういったことをしていたのか聞いたところ、管理職では「ほかの仕事をしていた」という回答のほか、「テレビ視聴」「Youtube視聴」「ネットサーフィン」や「映画を見ていた」というツワモノまでいることがわかりました。
また、一般社員では「家事」や「SNS・動画視聴」という回答があったほか、いま流行りの「ポイ活」をしていたという回答が見受けられました。監視されていない場所でのオンライン研修はやりたいことをするにはうってつけの研修形態なのかもしれません。研修中に「ながら作業」をできないような状態にすることが企業には必要なようです。
■Q8.あなたの部下が研修を受ける際、あなた、もしくは会社は目的を共有し、研修終了後に取るべき行動(学んだことをレポートで報告する、日々の業務で実践するなど)を毎回指示していましたか。
(単数回答、n=158)
管理職の方へ部下が研修を受ける際、ご自身もしくは会社が目的を共有し、研修終了後に取るべき行動(学んだことをレポートで報告する、日々の業務で実践するなど)を毎回指示していたか聞いたところ、「指示していた」が60.1%、「指示していなかった」が39.9%でした。研修目的の共有や研修後に取るべき行動を指示することで、研修に集中してもらう環境をつくることができます。「ながら作業」が減り、「無駄な研修」と感じることも減るかもしれません。