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20代の若手の独立・開業は減少傾向
——開業時の平均年齢は43.5歳
日本政策金融公庫が2021年4月から同年9月にかけて融資した企業のうち、融資時点で開業後1年以内の企業4,817社への調査で明らかになりました。
平均年齢は緩やかな上昇傾向が続き、2018年度以降は43歳台が続いています。年齢分布をみると、最多は「40代」で35.3%。「30代」30.7%、「50代」19.3%と続きます。かつて「20代以下」の開業は10%以上ありましたが、2007年以降は一けた台。減少傾向にあります。
【開業者の平均年齢の推移】
1991年:38.9歳
1995年:39.7歳
2000年:41.6歳
2005年:43.0歳
2010年:42.6歳
2015年:42.4歳
2020年:43.7歳
2021年:43.7歳
2022年:43.5歳
一方で増えているのが女性の割合。開業者に占める割合は24.5%と、4人に1人は女性です。緩やかな増加傾向にあり、2020年以降は3年連続20%台を記録しています。
そんな開業者の開業前は、「正社員・正職員の管理職」が最多で39.2%。「正社員・正職員の管理職以外」が29.3%と続きます。さらに「勤務経験あり」98.0%で平均20.3年。「斯業経験(これから創業する事業に関連する業種に関する経験)あり」は82.9%で平均14.0%。「管理職経験あり」は64.3%で平均11.2%。「経営経験あり」は15.4%で平均11.2%でした。多くの開業者が実務経験をもって、開業に挑んでいます。
【開業前の職業】
正社員・正職員の管理職:39.2%
正社員・正職員の管理職以外:29.3%
非正社員:11.5%
会社や団体の常勤役員:11.3%
開業動機で最も多いのは「自由に仕事がほしかった」で56.6%。「収入を増やしたかった」47.2%、「仕事の経験・知識、資格を活かしたかった」が44.5%の順に多くなっています。そのほか動機として高いものをピックアップすると「事業経営という仕事に興味があった」が35.5%。「自分の技術やアイデアを事業化したかった」が28.6%、「社会に役立つ仕事がしたかった」が27.6%。
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