(画像はイメージです/PIXTA)

香港在住・国際金融ストラテジストの長谷川建一氏(Wells Global Asset Management Limited, CEO)が「香港・中国市場の今」を解説していきます。

香港・中国市場は3日続伸

1日の香港市場は朝方、高く寄り付いた後、ハンセン指数は一時3%超を上回りサポートラインとなる19,000ポイントまで回復する場面もみられた。ただ、3日で10%余り戻しているだけに、引けにかけて上げ幅を縮小し、前日比0.75%高で引けた。

 

年初来、アンダーパフォームを続けてきた香港市場だったが、11月は20%以上のリバウンドを果たし、ここへきて戻り歩調ははっきりしてきている。

ハイテク株は上昇。不動産株は下落

ハイテク株で構成されるハンセンテック指数も一時5.6%高で寄り付くなど構成銘柄は全面高の場面もみられ、前日比1.08%高で引けた。広州市に拠点を構えるEVメーカーの小鵬汽車(9868)は急伸し、前日比12.8%高で引けた。自動車株が追随し、新興メーカーのNIO(9866)は8.6%高、東風汽車(0489)は3.2%高で引けた。


主要銘柄も連日で買い優勢となり、香港取引所(0388)は3.7%高、アリババ(9988)は3.6%高、インターネットサービスのテンセント(0700)は2.5%高、保険大手のAIA(1299)は2.4%高だった。

 

一方、不動産株が下落し、不動産開発の華潤置地(1109)は5.8%安、恒基兆業地 (0012)は4.3%安、中国海外発展(0688)は3.1%安だった。

 

中国本土株市場は上海総合指数は前日比0.45%高の3,165.47、CSI300は同1.08%高の3,894.77で引けた。経済再開の期待が引き続き後押しし、上海総合指数は3日続伸。消費関連の上げが目立った。

 

長谷川 建一

Wells Global Asset Management Limited, CEO/国際金融ストラテジスト<在香港>

 

 

 

 

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