専門業から家電量販店まで…「リフォーム業者」の特徴
リフォーム業者探しは大変だが、最低でも3社など複数社から見積もりをとり検討すべきだ。仕様や項目が違うと比較できないため、再見積もりなどで統一するとよい。
比較する際のポイントとして、次のようなものがあげられる。
□予算や要望にあわせた提案があるか
□質問に対する回答が的確か
□担当者との相性は良いか
□デメリットも説明してくれるか
□保証、アフターサービスがきちんとしているか
実績や相性なども考慮して、ベストな会社を見つけたい。できれば近くのリフォーム業者だと何かあった時にすぐ対応してもらえる安心感がある。
また、リフォーム業者の中でも、得手・不得手もさまざまである。リフォーム業者の違いや特徴については、次のようなものがある。
リフォーム専門会社
地域密着型の中小企業も多い。リフォーム全般に対応しているところもあれば、壁紙の張り替え、水回り設備の交換など、業者によって施工できる範囲は異なる。
デザイナー・建築士・介護福祉士など専門的な知識を有したスタッフが在籍している業者もある。
設計事務所や建築家
設計料が別途かかることもあるが、デザイン性、オリジナル性にこだわりたい場合や、リノベーションなど大がかりな工事を行う場合に適している。介護・バリアフリーリフォームなどに詳しい業者も多い。
工務店
自社で設計から工事まで担当している業者もあれば、提携している設計事務所のデザインに従って工事のみを行う業者もいる。対応できる工事内容は広範囲の傾向がある。
職人系
建具屋、サッシ屋、大工、クロス職人など、一部分の工事において力量を発揮するプロも多い。内装、ドア、窓などの工事に特化した職人が経営する業者もある。
家電量販店、ホームセンター
家電量販店やホームセンターが運営するリフォームサービス。店舗でも扱っている大手メーカーの既製品を中心に施工してくれる。
トイレだけ交換したい、コンロだけを交換したいなど、シンプルなリフォーム向き。金額を抑えやすいという点も魅力。
住宅設備メーカー系
LIXILやTOTOなどの住宅設備メーカーは、自社製品を取り扱う工事店とのネットワークがある。すでに希望商品やメーカーが決まっている場合、利用しやすい。エリアによってはショールームがありイメージも湧きやすい。
ハウスメーカー系
ハウスメーカーの子会社もしくは事業の一部で、リフォームサービスも展開。地域を問わず全国的に対応できることも。
電気、ガス、水道などのインフラ系
電気、ガス、水道を供給している系列店。電気配線工事、ガス配管工事、水漏れ修理や、給湯器の交換など、それぞれの専門分野を活かしたリフォーム工事が中心である。
日下部 理絵
マンショントレンド評論家
オフィス・日下部 代表
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