気軽な利用延長を促進する環境づくり
不正利用をさせる前に、気軽に利用延長ができる環境を整えることも大切です。空間の収益化にもつながります。
延長機能のある予約・決済システムの利用
延長機能のある予約・決済システムを導入することで、予約・決済・利用延長の手続きを自動化でき、利用者の利用延長を行う手続きのハードルを下げる効果を生み出せます。
たとえば、予約確認画面からボタンを押すだけで気軽に利用延長ができたり、利用終了前にメール通知を行い延長利用の手続きを案内できるツールもあります。決済までできる仕組みのものなら、運営者も利用者も利用延長の手続きに手間がかからず、不正利用をさせない仕組みを作ることができます。
空間収益化ソリューションの利用
部屋に機器を設置することで、利用延長を気軽に行うことができ、残りの利用時間の表示や空調などとも連動できるシステムです。スペースのドア付近の壁に設置する場合が多く、利用延長を視覚的に誘導できるため、利用者の利用延長の手続きのハードルを下げる効果を生み出せます。
まとめ
不正利用に対する対策と運営ノウハウいかがでしたでしょうか。無人レンタルスペースの不正利用に対する対策は、100%の対策は難しく、不正利用による損失より対策のほうがお金がかかるので、「不正利用の損失と対策コストのどちらもミニマムに抑える対策」を実施することをぜひ意識して実践してみてください。
畠山 祐季
株式会社構造計画研究所
RemoteLOCKチーム Webディレクター