医院の「いい空気感」には女性スタッフが不可欠
私は歯科医院の空気感というものを大事にしていて、感じが良い歯科医院を目指しています。空間やスタッフ、雰囲気などを良くすると自然に人は集まります。その起点として私が感じ良く振る舞い、そうすることでスタッフが真似をしてくれるというわけです。
女性が9割を占める私の歯科医院では、入りやすく親しみやすい空間づくりのために、女性スタッフの明るく活気のある雰囲気はとても大事なのです。人々が楽しそうにしている空間に人は集まってくるのです。
院長が悪い意味でワンマン経営をしている歯科医院は多くあります。
院長はスタッフにとって怖い存在で、白いものでも院長が黒と言えば黒になるような理不尽なこともたくさんあると思います。
女性スタッフが少しミスをしただけですごい剣幕で怒る院長も見たことがあります。女性スタッフたちは常に院長の機嫌を損ねないように仕事をしていたのです。
しかしそれでは医院内の雰囲気が良くなるはずがありません。院長がどれだけ患者様に明るく接していても、院長の顔色をうかがう女性スタッフの様子は必ず患者様に伝わります。そして医院内の雰囲気の良し悪しは患者様のリピートに直結します。
これらのことから歯科医院の経営を成功に導くのは間違いなく女性スタッフであると断言できます。言い換えれば、歯科医院の成功の9割は女性スタッフで決まるということです。
村瀬 千明
歯学修士
日本矯正歯科学会認定医