(※写真はイメージです/PIXTA)

バーに良いバーがあるわけでも、良いバーテンダーがいるわけではありません。自分に合うバー、合うバーテンダーがいるだけです。ジムも同じです。マシンが古くても落ち着くジムもあれば、最新マシンが並んでいても、何かよそよそしさを感じるジムもあります。還暦から筋トレを始めた城アラキ氏が著書『負けない筋トレ 還暦から筋トレにハマったら、「肉体」と「人生」が激変した!』(ブックマン社)で解説します。

ジム選びは1日だけでもトレーニング

■ジムの5タイプ─―ジム選びの基本と注意

 

ジムを選ぶとき、通勤の帰り道とか、自宅の近くとか、利便性で選べという説があるがダメである。ハッキリ言ってその程度の理由と動機でジムを選ぶと必ずすぐに幽霊会員になる。これは私自身の経験だから間違いない。

 

しかも勤務先に近ければ会社の同僚と会う可能性もある。自宅に近いと近所の知り合いと会う可能性もある。どちらも少々気まずい。駅ひとつ離れ、途中下車する程度の距離がいい気がする。ジムがあるという理由で降りる駅は、きっと気分も新鮮で町を見る眼も変わる。都心なら1駅2駅歩くのもウォーミングアップになる。

 

しかし、ジムのメドがついても、バーと違い2、3杯飲んで店の雰囲気を試すというわけにもいかない。

 

多くのジムでは無料体験の日がある。なければビジター料金を払ってでも、1日だけトレーニングしてみればいい。

 

そのとき、必ず自分が通うことになりそうな曜日と時間帯を選ぶ。平日なのか週末なのか。昼なのか夜なのか。どんなタイプのジムも時間帯によって来るトレーニーは大きく変わるからだ。ゴールドジムのような筋肉系に特化したジムはともかく、普通のジムだと昼間はいかにも退職者という人が多いし、夕方からは会社帰りのOLや会社員が増える。時間帯によってマシンの占有率も変わってくる。

 

ジムのタイプもバーにたとえるとわかりやすい。バーに良いバーがあるわけでも、良いバーテンダーがいるわけではない。自分に合うバー、合うバーテンダーがいるだけだ。ジムも同じ。マシンが古くても落ち着くジムもあれば、最新マシンが並んでいても、何かよそよそしさを感じるジムもある。だからこそのジムの空気なのだ。

 

■①総合型のジムはホテルのラウンジ

「総合型のジム」はトレーニーの年齢層が幅広い。設備も大がかりだ。プールやスタジオレッスンが充実しているのも特徴だ。マシンも手入れが行き届いてきれいだ。通りすがりに生ビールを飲んでサッと立ち去ることもできるホテルのラウンジに似ている。ジムに通うのが初めての人には敷居が低くて入会しやすいかもしれない。逆に言うと、特徴が少なくややサロン的でもあることは先にも書いた。

 

■②筋肉特化のジムはホテルのメインバー

同じホテルのなかでも、ラウンジよりもう少し酒に特化しているのがメインバー。ゴールドジムのような筋トレに特化したジムも最近は地方都市にまで広く展開している。世界中にあるので、観光地のように海外のゴールドジムを訪れ「やっぱりカリフォルニアはレベル高い」と感動した友人もいる。ただし、ディズニーランドよりマッスルビーチに行きたいと言い出すと家族からはひんしゅくを買う。

 

若くてマッチョな、いかにもというトレーニーが多いので、還暦トレーニーはやや肩身の狭さを感じてしまうかもしれない。ただしそう思うのは本人だけ。あなたの体が歳にしてはもの凄くムキムキでもない限り、周りはあなたのことなど一切気にしていない。ここでは、誰もが自分の筋肉しか見ていないからネ。

 

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本連載は、城アラキ氏の著書『負けない筋トレ 還暦から筋トレにハマったら、「肉体」と「人生」が激変した!』(ブックマン社)より一部を抜粋し、再編集したものです。

負けない筋トレ

負けない筋トレ

城 アラキ

ブックマン社

『ソムリエ』『バーテンダー』など、数々のお酒にまつわる傑作漫画の原作を手掛けてきた著者は自他ともに認める酒呑みであり、美食家だ。3日に一度は暴飲暴食。仕事柄、1日の歩数が500歩なんてザラだった。運動もしない日々を…

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