(※画像はイメージです/PIXTA)

はじめての投資に、期待と不安はつきものです。本記事では、投資信託のメリット・デメリットとともに、投資初心者におすすめのファンドの選び方を解説します。

投資信託によって信託報酬に差がある理由

先述のとおり、プロに「託す」ことができる点が投資信託の魅力ではありますが、その分コストがかかります。投資信託は、残念ながら「元本保証」の商品ではないので、購入手数料が3%かかるとすれば、購入した瞬間から3%の損失を抱えることになるのです。同じ銘柄を購入するにもかかわらず、手数料の差は大きいですから、ネット取引に抵抗がない人は、ネット証券会社で購入する方法もよいでしょう。

 

[図表1]投資信託にかかる費用

 

次に、なぜ投資信託によって信託報酬に差があるのでしょうか。インデックスファンドは、ベンチマーク(市場平均)と同じような運用を目指すので、プロの手間があまりかからない点で手数料を低く設定できる一方で、アクティブファンドはベンチマーク以上の収益を目指すため、プロが企業分析・投資判断等を行うなど手間がかかる点で手数料が高くなる傾向があります。

 

[図表2]ファンド別の特徴

 

ベンチマーク以上の収益を目指すアクティブファンドは、ときに上下に荒い値動きをすることもあり、投資ビギナーの方は、手数料が安く、指数に連動するインデックスファンドから始めたほうがよいでしょう。特に、つみたてNISA対象の投資信託は、2021年10月現在で200本あり、そのほとんどがインデックスファンドです。つみたてNISAの対象かどうかを必ず確認し、非課税メリットを上手に活用しましょう。

 

また、ご存知かもしれませんが、「ドルコスト平均法」は、投資期間が長ければ長いほどメリットが大きくなる投資手法で、投資ビギナーや相場の変動を気にせず長期投資したい方向きです。

 

ここで間違えてはいけないのは、「口数」を一定にするのではなく、「価格」を定額にして積み立てることにあります。下がったほうが「量」が買えるという「ドルコスト平均法」ですが、ずるずる基準価額が下がり続けて上がる兆しがみえない場合は、必要に応じて専門家にアドバイスを求めることが大切です。

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