「模試を受けるならVもぎかWもぎらしい」
高校入試向けの模試をいくつか紹介していきましょう。
■模試の違い
模試の違いについて、都立高校受験や主に関東圏の高校受験に対応している模擬テスト(模試)を中心に、いくつか取り上げて見ていきましょう。
積極的に模試を受け始める前、「模試を受けるなら、VもぎかWもぎらしい」と、通塾する友人に息子が聞いてきました。
関東圏で二大勢力となっている会場模擬テストは、
①『Vもぎ』進学研究会
②『Wもぎ』新教育
です。
Vもぎは、(株)進学研究会が主催する中3生対象の高校入試対策模擬テスト。中1生、中2生は受験できません。「都立Vもぎ」、「都立自校作成対策もぎ」、「県立Vもぎ」、「私立Vもぎ」の4種類があります。「都立Vもぎ」と「県立Vもぎ」(千葉県公立高校向け)は、8月~翌年1月はより本番に近い「都立そっくりもぎ」「県立そっくりもぎ」として実施されます。
年間延べ38万人、2学期になると毎月3万~4万人が受験する。首都圏最大級の高校受験のための会場模擬テストです。(ウェブサイトより)①
Wもぎは、新教育研究協会が主催。中3生には、「都立そっくりテスト」「都立自校作成校対策もぎ」「神奈川県入試そっくりもぎ」「特色検査対策もぎ」「私立対策もぎ」の5種類があります。東京都と神奈川県対象で、延べ18万人、首都圏最大規模の40会場で行う模擬テストです。神奈川の中2生向けに「2年生対象Wもぎ」もあります。(ウェブサイトより)②
息子の場合、母数が大きいほうが参考になるのではとの考えから、受験者数の多い「Vもぎ」を活用しました。Vもぎは、8月に初めて受験して以降、合計6回受けています。内訳は、
「都立Vもぎ」を8月に1回、
「都立自校作成対策もぎ」を10月、12 月、1月の3回、
「私立Vもぎ」は、10月と12月の2回、受験しました。
この他、「早稲田アカデミーオープン模試」(中2の12月)と、「中3駿台高校受験公開テスト」(11月)を1回ずつ活用しました。中3の8月~翌年1月までに、Vもぎは6回、駿台模試を1回と、月1~2回のペースで受験しました。
このように首都圏では、都立受験向け、都立自校作成問題校向け、県立向け、私立向けなど各受験に合わせた模試があるため、その中から、自分の志望校・受験校に合わせて受けましょう。
自校作成問題の都立が第一志望で、私立数校の併願受験をする予定だった息子は、中3の夏以降、その目標に合わせて模試を受けました。模試のスケジュールはハードでしたが、場数を踏むことも入試本番に向け、大切なことだと考えていました。
その他の模試では、全国開催の「駿台中学生テスト」、関西圏は「五ツ木模試」などがあります。また、「SAPIX(サピックス)」や「早稲田アカデミー」が行う公開模試も活用できるでしょう。
③「駿台中学生テスト」
駿台予備学校の中学生向け模試。中3生の対象は「中3駿台高校受験公開テスト」。
北海道から九州まで全国各地で開催される会場テストで、国公私立難関高校を対象とした全国規模の模擬試験としては最大規模を誇る。「駿台の偏差値は他の模試よりも低く出る」といわれ、テストの母集団がハイレベルな受験生によって構成され、全国の難関高校合格を目指す受験生が集まる。
3教科か5教科の選択制。特定の高校や都道府県内の入試を対象としたテストではないが、全国の国公私立高校の合格判定を行う。(ウェブサイトより)
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