行動しないと新しい出会いは増えない
▼小さな一歩が大きな結果につながる
行動しなければ人に出会うことはありません。出て、会うから出会いになります。
両親が出会ったから、今の自分は生まれました。その両親も祖父母が出会ったから生まれました。これを10世代さかのぼると1024人の人たちの出会いがあり、20世代で104万8576人。40世代で1兆995億1162万7776人です。一人が欠けても今の自分はいません。それだけの出会いがあり、紡がれてきたのです。
では、そのつながりを、行動という面から見ていきたいと思います。私の事例です。
①私は今、この本を書いています。←②出版社で本の企画が通るために多くの資料を作成しました。←③その前に山口拓朗さんという著者が企画された会で、出版社の編集者にプレゼンテーションをしました。←④その会は、偶然SNSで見つけて、参加しようかどうか迷いましたが参加しました。←⑤会の主宰者の山口さんとは、6年前に奥様が主宰されている起業塾に入ったのが出会いです。←⑥起業塾はWebで探しました。←⑦定年を決断したので起業を考えました。
このように、一つひとつの場面で行動を重ねてきたからこそ今、本を執筆しています。一つの行動でも欠けていたら本を書いていませんでした。
一つひとつの行動を大切にしたから次の展開が訪れたのだと思います。
▼「計画された偶発性」が大事!
行動を促し、そこから次の展開が開け、自分のキャリア・生き方に繋げていくため
に示唆するべき考え方があります。
スタンフォード大学のジョン・クランボルツ教授が提唱している理論で「計画された偶発性理論= プランド・ハプンスタンス・セオリー」というものがあります。我々のキャリア・生き方は用意周到に計画できるものでなく、予想できない偶発的な出来事に左右されるものである、という理論です。
自分の思い通りに行かないからこそ、その時その時を大切に行動していくことで、偶発的に起こる出来事を自分の望む方向に導いていく、という考え方です。
このキャリア理論はたいへん人気のある理論です。ではその偶発的な出来事を前向きに捉え、自分のものにするには、4つの考え方、「①好奇心、②粘り強さ、③柔軟性、④楽観性」が大切であると言われています。
つまり、いろいろなことに関心を持って、これと思ったことには粘り強く、いろいろな変化球には上手く対応し、いやと思うこともいい面を見て、行動することで、いい未来が展開していく、ということです。自分の望む未来はいきなりやってくるものでありません。毎日どのように行動を積み重ねていくかが大切になります。
躊躇しないで、先ずはできる一歩から行動していきましょう。
・行動することでつながりができ、新しい展開が生まれてくる。
・前向きな考え方を持って進んでいこう。
髙橋 伸典
セカンドキャリアコンサルタント
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