今のシニアが「若者世代に教えられること」はあるのだろうか? (※写真はイメージです/PIXTA)

老後のライフスタイルはそのスタイルに合う自分の名刺を作ることも大事です。名刺は自分という人間を知ってもらうためのツールです。新しい人間関係を作る上で自分が作る名刺が役に立ちます。セカンドキャリアコンサルタントの高橋伸典氏が著書『退職後の不安を取り除く 定年1年目の教科書』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

若い世代とWin-Winでコラボしよう!

▼世代を超えて学び合うことのメリット

 

世代間ギャップで、若者とシニアのコミュニケーションは難しいと一般的に言われていますが本当にそうでしょうか?

 

これからの世の中はお互いに学ぶことで、お互いが幸せになれると思います。

 

シニアは若い人からSNS・ITスキルを教えてもらう。若い人はシニアから様々な経験と人間関係の機微を教えてもらうことで、良い関係ができるはずです。

 

シニアの人はWebスキルが苦手な人が多いです。一方若者は最近自己肯定感が低く、人間関係に悩んでいる人が多いです。そこを互いに補い合えば、いいパートナーになれると思います。

 

これからの世の中は、ますますIT化が進み、SNS・ネットスキルは仕事上だけでなく、生活を楽しみ、質を向上させるには欠かせないものになると思われます。

 

若者はITネイティブと言われるように、当たり前のようにSNS(YouTube、Instagram、Twitter)を使いこなし楽しんでいます。何かを調べる際も、本で学ぶのでなく、Google、YouTube で検索して学んでいます。

 

私もネットスキルでわからないことがあるとすぐ息子に聞いていたのですが、彼が知らない場合でも検索して教えてくれます。よく自分で調べるように怒られます(笑)。しかし彼から教えてもらうことで、変なところに時間を費やすことなく、一つわかればどんどん次に進め、応用が利き楽しくなってきます。

 

こうしたことが実際仕事に役立っていて、仕事の質も高めてくれています。

 

▼若手がシニアから学べること

 

では若者がシニアから学ぶことですが、その前に、そもそも若者はシニアから学ぼうと思っているのでしょうか? シニアが若者のことをよくわからないように、若者もシニアのことをよくわからないのかもしれません。

 

ただ、会社でのプロジェクトチームで上手くいっているケースや伝統技術を学ぶために親方に弟子入りしている若者などは、若者とシニアが上手くコラボして互いのことを尊敬して学ぼうとしている良い例です。

 

こういったケースではシニアは若者に欠けている、または若者が学びたいと思っていることを惜しみなく提供していて、実際それが役に立つので、若者は次回からもシニアから学ぼうとしています。

 

では具体的にシニアが若者に伝えられることは何でしょうか?

 

もちろん人によってその答えは違うとは思いますが、長いサラリーマン生活の中で経験した「人間関係の機微や知恵」も期待されているものではないかと思います。最近の若者は自己肯定感が低く、人との関係性に悩んでいることが多いことから、メンタル面も弱い傾向があると言われています。

 

そこを大局的な面からアドバイスをしてあげることで彼らを助けることになるのではないでしょうか。

 

ただしそれを一方的に説教気味に言ってしまうと「うざい」と思われます。聞き上手になって、知りたいことをピンポイントでアドバイスすれば、話のわかるシニアと思われ、良い関係性ができると思います。

 

若者の多くは、スキルを身に付けること、自分が成長することに関心があり貪欲です。多面的に学ばないと生きていけない世の中になりつつあることを知っているからです。これからは、互いに学べるきっかけや接点を積極的に作っていくことが必要と思います。

 

それは、仕事かもしれません、趣味かもしれません。そしてスポーツかもしれません。あるいは、クラウドファンディングのようなプロジェクトを支援することでもいいと思います。若者が実現したい夢をサポートすることも、歩み寄りのいいきっかけになると思います。

 

まずはITスキルを教えてもらうことから始めてみるのはいかがでしょうか?

 

ポイント
・若者にはシニアから声をかけて接点を作ろう。わからないことを積極的に聞いて耳を傾けよう。
・若者の悩みを自分の経験・スキルを使って解決してあげよう。

 

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    セカンドキャリアコンサルタント
    モチベーション総合研究所代表/東京定年男女の会主宰
     

    1957年兵庫県生まれ。同志社大学を卒業後、34年間製薬会社で営業、人事、社員教育を担当する。57歳で早期退職し再就職するも、多くのつまずき、苦労を経験する。しかし試行錯誤を重ねることで乗り越え、リスクなく独立する道をつかみ取る。この定年活動がマスコミに注目され、TBSテレビ『ビビット』「定活」特集に出演、『サンデー毎日』『産経新聞』他、多くのメディアに掲載される。

    モチベーションを高め、セカンドキャリアに自信を持たせる研修講師として5,000人の受講者に明るい未来と希望を与え、行動変容につなげてきた。特に、東京都主催の「東京セカンドキャリア塾」などで行った自らの定年活動の苦労体験に基づくセミナーは、受講者から「多くのサラリーマンの実態が反映されていて納得かつ共感を覚えた」「アドバイスが具体的なので、すぐにでも実践できる」と好評を博している。また、「東京定年男女の会」を主宰し、定年活動、セカンドキャリアのサポートを行っている。現在は全国のシニアに向け、定年活動に役立つ情報を発信し続けている。

    WEBサイト(⇒https://www.takahashinobunori.com/)

    著者紹介

    連載3大リスク「お金、孤独、健康」の不安を取り除く定年の教科書

    ※本連載は、髙橋伸典氏の著書『退職後の不安を取り除く 定年1年目の教科書』(日本能率協会マネジメントセンター)から一部を抜粋し、再編集したものです。

    退職後の不安を取り除く 定年1年目の教科書

    退職後の不安を取り除く 定年1年目の教科書

    髙橋 伸典

    日本能率協会マネジメントセンター

    この一冊で定年後の不安を払拭! 定年後の3大リスク(お金/仕事、孤独、健康)に対し、具体的に乗り越える方法を提示。定年後、どのようにすればいいか不安を抱えている人に贈る指南書です。

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