パートナーとの関係を良好にする気遣い
▼空回らないようにするためのコツ
「大切なことは、大きなところにあるのでなく、小さなところに隠されている」ということわざがあります。夫婦間に置き換えると、毎日の生活の中で、ちょっとした、小さなことに気を使うことが大切ということになります。
例えば、特に男性会社員の場合は仕事が忙しかったせいで、今まで家事はパートナー任せだったという方も多いのではないでしょうか?
シニアの男性はそこを挽回しようと、「料理は俺に任せろ」とばかり、たくさんの高級な食材を買い付け料理をし、余らせたりします。また後かたづけをしない、台所を散らかすなどして、かえってパートナーを怒らせてしまうということも、「定年あるある」だと思います。
そうではなくて、自分のランチぐらいの簡単な料理は自分で作れるようにするなど、小さなことを実践することで、パートナーの家事負担が減り、出かけやすくなったりします。これは結構喜ばれるようです。
▼「名もなき家事」に気を配ろう
また家事においては、大和ハウスが「名もなき家事」といって、ちょっとした小さな家事を努めて実践することが大切と提唱されています。例えば、
・裏返しに脱いだ衣類・丸まったままの靴下をひっくり返す作業
・玄関で脱ぎっぱなしの靴の片づけ・下駄箱へ入れる/靴を揃える
・トイレットペーパーの補充・交換
・服の脱ぎっぱなしを片づける・クローゼットにかける
・脱ぎ捨てた服を回収して洗濯カゴへ入れる
・食事の献立を聞かれたら何でもいいよと言わないで考える
このようなものです。皆さん、実践されているでしょうか?
そもそも人間関係において、上手くいかない時はお互いのことを気遣わなかったり理解しようとしないことが原因になっているものです。互いに歩み寄り、理解しようとする姿勢さえあれば上手くいくのではないでしょうか。
▼継続は力なり!
私の知人で、普段から家事をほとんどしたことが無かったのに、自ら簡単なお昼ご飯を自分で作って奥さんが外出しやすくしたり、トイレットペーパーやティッシュペーパーの補充をしたりしたところ、普段しなかっただけに、そのギャップが目立ち、奥様が大変喜ばれたようです。
恐らく、やったことの大きさではなく、奥さんのことを気遣う気持ちが嬉しかったのではないでしょうか。最初は照れるかもしれません。奥さんから「突然なに? 気持ち悪いわね」と言われるかもしれません。ひるむことなく小さなことを継続してやり続けることで、喜ばれることは間違いありません。
▼ちょっとした気遣いを長く続ける
私の仕事関係の知人で小さな気遣いに長けている男性がいます。彼は小田桐さんという保育士さんです。保育士さんと言えば、男性は非常に少なく、ほとんどが女性の職場です。
通常は女性の方が細かなことに気が付くと言われていますが、彼は保育園の中で誰よりも職場の保育士さんや子どもたちに目が行き届き、気が付く人で「一番『女子力』が高いね」などと言われたりしています。
「女子力」が高いだけでなく、リーダーシップもとれ、たくましい人です。そして、なんと30歳になる前に園長先生になりました。かれにその秘訣を聞いてみると、昔、入院したときお世話になったクラスメートに気遣い、お礼の品を配ったそうです。
するとたいへん喜んでくれて、相手に気遣うと自分も嬉しくなるものなのだと、それがきっかけになったそうです。気遣いは自分も相手も幸せにしてくれるのですね。
いきなり大きなことをする必要はありません。大きなことに気を回すのでなく、毎日のちょっとした生活の中で気を使うことから始めてみませんか?
・配偶者などの身近な人に対してこそ、思いやりの姿勢が大切。
・さりげない所に気を回すことから始めてみよう。
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