一番大事なのは積極性と向上心
プログラマーには、まず、論理的な思考力が必要です。どういう命令にすれば、求める結果が導き出せるのか、論理的に組み立てていくことが求められます。
また、その命令書は膨大になり一カ所でも間違いは許されませんから、粘り強さと集中力が必要です。
さらに、システムエンジニアや、システム上で連携するほかの部分でコーディングを担うプログラマーとの打ち合わせなども必要になるので、コミュニケーション力も求められます。
プログラミング言語を覚えたり、実際にコードを書いたりすることを「食わず嫌い」で大変そうと感じている人は多いかもしれません。
でも、決して難しいことではなく、理系でなければわからないものでも、数学の複雑な方程式の知識が必要になるようなものでもありません。簡単なプログラムなら1時間で組むこともできます。
どんどん挑戦していけば、自分の指示どおりにコンピュータが動く醍醐味を感じて、次に挑戦する意欲も湧いてきます。
「やってみよう」という積極性がいちばん大切です。
プログラマーは開発するものの種類によってさまざまなプログラミング言語を使い分けることになります。この言語はどうなっているのだろう、どんな考えでできているのだろうと、好奇心をもちながら複数の言語を覚えて使いこなす積極性や向上心が必要です。
今、日本ではプログラミングのスキルをもった人材が不足しています。
「今後プログラミングはAIによって自動化されていくらしいから、仕事がなくなるんじゃない?」と考える人がいますが、ごく汎用的な機能については自動化が進んでも、プログラミングの仕事がなくなることはありません。特にこれからはデータの分析が重要になってきます。その領域ではこれからもニーズが拡大され、プログラマーが必要とされていきます。
村岡 佑紀
株式会社リアルインベント 代表取締役社長
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