馴染みのないエリアでも物件を探すメリット
馴染みのないエリアで物件を探す場合、「その土地のことをよく知らないので」と、不安になる方も多いのです。そのため、知っている地域やエリアに限定してしまうことが多いのですが、それでは可能性が狭まってしまいます。
たとえ知らない土地であっても、そのエリアで人々が生活できていると判断できたなら、投資適格性があると判断して問題ありません。
このように、不動産業者へのヒアリングと現地調査という2つの方法を駆使すれば、具体的なイメージがわいてきます。そのエリアに戸建ての需要があるかどうか、供給はどうなっているのか、あるいは投資適格性があるかどうかも判断できるでしょう。たとえその地域に住んだことがなくても、投資することは可能なのです。
見方を変えると、自らの土地勘や居住実績を重視している不動産投資家が多いために、見逃されているエリアがまだたくさんあるとも考えられます。
繰り返しになりますが、その地域に縁がなくても、自分が住むわけではないのでまったく問題ありません。大切なのは、きちんと入居者を獲得でき、安定的に運営できるかどうかです。もともと賃貸で出されている戸建て自体が少なく、ライバルは限られているため、それほどシビアに見なくても大丈夫です。
単純に、一定の需要があればよく、現地の不動産業者に聞いてみればすぐに分かります。学校や商業施設、病院などがきちんとあり、一定数の人が住んでいる地域であれば、前向きに検討できるかと思います。
あとは、購入した物件を売却する場合のことも考えておきましょう。戸建ては、賃貸に出すことで家賃収入を得られることに加え、次の物件をローンで購入する場合の共同担保、あるいは売却して売却益を得られるなど、複数の活用が可能です。
これらの活用方法を見越して、エリアの選定を進めていけば無駄がありません。
■戸建ての活用方法まとめ
- 貸し続ける(家賃収入[インカムゲイン]を得る)
- 共同担保として活用する
- 売却する(売却益[キャピタルゲイン]を得る)
木村 洸士
さくらいふ株式会社
代表取締役