(※写真はイメージです/PIXTA)

不動産投資によって安定した資産形成を行うにはどうすればよいのでしょうか。リスク低減と損失のリカバーを両立した新しい投資方法「トライアングル不動産投資」について、その考案者である木村洸士氏の著書『不動産投資は組み合わせが9割: 家賃収入1000万円を最速で叶える トライアングル不動産投資術』から一部抜粋し、理論や具体的な方法を詳しく解説します。

今、よりよい条件で戸建て投資ができる理由

また価格面だけでなく、条件面でも有利な点があります。それは、積極的に手放したいと考えている人が多い、ということです。

 

とくに戸建ての場合、居住用として購入(あるいは建築)した人から相続などで受け継いでいるケースが多いのです。そのため、固定資産税や管理の煩雑さから、早く手放したいと考えている人が少なくありません。

 

とくに近年では、高齢化が進むことによって、「すぐに手放したい」「安くてもいいから売りたい」という人が後を絶ちません。このような動向は、今後もしばらく続いていくと予想されますので、投資初心者の方であっても、希望する物件をより良い条件で購入しやすくなっています。戸建て投資としては、まさにチャンスです。

 

売りたい人が増えれば増えるほど、交渉もやりやすくなります。急いで現金化したいという人がいれば、相場よりもはるかに安く、良い物件を購入できるかもしれません。もちろん、良い物件は探さなければ見つかりませんが、エリアを決めてじっくりと精査すれば、100万〜300万円程度の戸建てを見つけられるはずです。

戸建てを購入するエリアを見極める

トライアングル不動産投資において要となるのは、最初に購入する戸建て物件ということでした。それも、地方や郊外の物件を狙いつつ、価格交渉を経てできるだけ安く(目安は100〜200万円前後)買うのがポイントで、利回り15〜20%を狙います。

 

その上でエリアとしての狙い目は、都市部から少し離れた郊外です。

 

たとえば関東圏であれば、東京駅から電車で1時間ぐらい離れた他県、具体的には神奈川、千葉、埼玉、さらには栃木、群馬、茨城、静岡なども含まれます。もちろん、関東以外でも同様です。それらのうち、「どこまでが郊外エリアになるのか」を検討し、狙う地域を特定していきます。

 

たとえば、もし栃木を狙うのであれば、その中での都市部は「宇都宮」となります。ですので、宇都宮のど真ん中で購入するのは避け、そこから離れたエリアを探すのが基本です。このとき、宇都宮からどのくらい離れればどう価格や需要が変わるのかを、不動産業者などにヒアリングして調べるようにしてください。

 

実際に物件を検索してみると、物件数や価格帯などから、エリアごとの違いが分かることも多いのです。

 

また、自ら足を運んでみることで、「ここで買っていいだろうか」「需要はあるだろうか」など、最終的な意思決定の参考になる情報も得られます。その際には、近隣のエリアをチェックして、いくつかの物件をピックアップしておくといいでしょう。

 

同じエリア内で複数の優良物件が見つかったら、見込みがあると考えられます。グーグルマップや現地を見て、「どんな人が住んでいるのか」「どのように生活をしているのか」「買い物や移動はどうしているか」などを確認してみましょう。

 

土地勘がなくても構いません。あくまでも、現地での生活をイメージできるかどうかが大事です。

次ページ馴染みのないエリアでも物件を探すメリット

※本連載は、2022年7月20日発売の木村洸士氏著書『不動産投資は組み合わせが9割: 家賃収入1000万円を最速で叶える トライアングル不動産投資術』から一部を抜粋し、再編集したものです。

不動産投資は組み合わせが9割:家賃収入1000万円を最速で叶える トライアングル不動産投資術

不動産投資は組み合わせが9割:家賃収入1000万円を最速で叶える トライアングル不動産投資術

木村 洸士

合同出版

家賃収入5000万円の脱サラ大家が指南する 戦略的に資産を積み上げる最強メソッド \100万円からスタート/ \目指せ 資産1億円! / ★巻頭ページで体験者の実例をカラーで紹介★ 不動産投資を始めたものの、こんな伸び…

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