今、よりよい条件で戸建て投資ができる理由
また価格面だけでなく、条件面でも有利な点があります。それは、積極的に手放したいと考えている人が多い、ということです。
とくに戸建ての場合、居住用として購入(あるいは建築)した人から相続などで受け継いでいるケースが多いのです。そのため、固定資産税や管理の煩雑さから、早く手放したいと考えている人が少なくありません。
とくに近年では、高齢化が進むことによって、「すぐに手放したい」「安くてもいいから売りたい」という人が後を絶ちません。このような動向は、今後もしばらく続いていくと予想されますので、投資初心者の方であっても、希望する物件をより良い条件で購入しやすくなっています。戸建て投資としては、まさにチャンスです。
売りたい人が増えれば増えるほど、交渉もやりやすくなります。急いで現金化したいという人がいれば、相場よりもはるかに安く、良い物件を購入できるかもしれません。もちろん、良い物件は探さなければ見つかりませんが、エリアを決めてじっくりと精査すれば、100万〜300万円程度の戸建てを見つけられるはずです。
戸建てを購入するエリアを見極める
トライアングル不動産投資において要となるのは、最初に購入する戸建て物件ということでした。それも、地方や郊外の物件を狙いつつ、価格交渉を経てできるだけ安く(目安は100〜200万円前後)買うのがポイントで、利回り15〜20%を狙います。
その上でエリアとしての狙い目は、都市部から少し離れた郊外です。
たとえば関東圏であれば、東京駅から電車で1時間ぐらい離れた他県、具体的には神奈川、千葉、埼玉、さらには栃木、群馬、茨城、静岡なども含まれます。もちろん、関東以外でも同様です。それらのうち、「どこまでが郊外エリアになるのか」を検討し、狙う地域を特定していきます。
たとえば、もし栃木を狙うのであれば、その中での都市部は「宇都宮」となります。ですので、宇都宮のど真ん中で購入するのは避け、そこから離れたエリアを探すのが基本です。このとき、宇都宮からどのくらい離れればどう価格や需要が変わるのかを、不動産業者などにヒアリングして調べるようにしてください。
実際に物件を検索してみると、物件数や価格帯などから、エリアごとの違いが分かることも多いのです。
また、自ら足を運んでみることで、「ここで買っていいだろうか」「需要はあるだろうか」など、最終的な意思決定の参考になる情報も得られます。その際には、近隣のエリアをチェックして、いくつかの物件をピックアップしておくといいでしょう。
同じエリア内で複数の優良物件が見つかったら、見込みがあると考えられます。グーグルマップや現地を見て、「どんな人が住んでいるのか」「どのように生活をしているのか」「買い物や移動はどうしているか」などを確認してみましょう。
土地勘がなくても構いません。あくまでも、現地での生活をイメージできるかどうかが大事です。