フィリピン経済予測…8月インフレ率は上昇の見通し
フィリピン中央銀行(BSP)は、このところ食品価格の上昇が続いているため、8月のインフレ率が5.9%から6.7%程度になるだろうとの見解を示しています。
一方で、世界的な石油価格の下落や電気料金の引き下げ、肉・魚の価格下落、およびペソの上昇によって、部分的に相殺される可能性があるとも述べています。
いずれにせよ、BSPの目標である2~4%を5ヵ月連続で超えることになります。もし6.7%となれば、2018年10月の6.9%以来45ヵ月ぶり最高となります。
9月6日には、フィリピン統計局(PSA)が8月のインフレデータを発表します。BSPは、インフレを目標内に戻すことを目指しているため、5月以降、政策金利を175ベーシスポイント引き上げました。
金融政策委員会は2022年の平均インフレ予測を5%から5.4%に引き上げ、2~4%のターゲットインフレ率を上回っています。
2023年のBSPのインフレ予測は4.2%から4%に、2024年は3.3%から3.2%に引き下げられています。
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