ついに「メタバース拠点」も…進化するフィリピンテクノロジーの「現在地」

9月5日週「最新・フィリピン」ニュース

ついに「メタバース拠点」も…進化するフィリピンテクノロジーの「現在地」
写真:PIXTA

一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングのエグゼクティブディレクターの家村均氏による、最新のフィリピンレポート。今週は、フィリピンで進むフィンテックの動向と財閥グループの物流事業強化の動き、さらにはフィリピンのインフレおよび金融政策のアップデートについてみていきます。

フィリピン経済予測…8月インフレ率は上昇の見通し

 

フィリピン中央銀行(BSP)は、このところ食品価格の上昇が続いているため、8月のインフレ率が5.9%から6.7%程度になるだろうとの見解を示しています。

 

一方で、世界的な石油価格の下落や電気料金の引き下げ、肉・魚の価格下落、およびペソの上昇によって、部分的に相殺される可能性があるとも述べています。

 

いずれにせよ、BSPの目標である2~4%を5ヵ月連続で超えることになります。もし6.7%となれば、2018年10月の6.9%以来45ヵ月ぶり最高となります。

 

9月6日には、フィリピン統計局(PSA)が8月のインフレデータを発表します。BSPは、インフレを目標内に戻すことを目指しているため、5月以降、政策金利を175ベーシスポイント引き上げました。

 

金融政策委員会は2022年の平均インフレ予測を5%から5.4%に引き上げ、2~4%のターゲットインフレ率を上回っています。

 

2023年のBSPのインフレ予測は4.2%から4%に、2024年は3.3%から3.2%に引き下げられています。

 

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※当記事は、情報提供を目的として、一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングが作成したものです。特定の株式の売買を推奨・勧誘するものではありません。
※当記事に基づいて取られた投資行動の結果については、一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティング、幻冬舎グループは責任を負いません。
※当記事の比較するターゲット株価は、過去あるいは業界のバリュエーション、ディスカウントキャッシュフローなどを組み合わせてABキャピタル証券のプロアナリストが算出した株価を参考にしています。

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