副業に関しては、政府の法律改正もあり、条件付きで副業を許可する会社も増えてきました。本業以外に収入が入ると、自信もできるし、経済的にも余裕が出てきます。セカンドキャリアコンサルタントの高橋伸典氏が著書『退職後の不安を取り除く 定年1年目の教科書』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。
副業にこだわらず、アルバイトも
■興味のある副業を探してみよう
もちろん、こういったインターネットを使っての副業以外に、飲食店でアルバイトをしたり、コンビニで働いたり、休日に試験監督のアルバイトをしたり、媒体を使って見つけることができるものは多種多様です。
副業に関しては、最近は政府の法律改正も手伝い、条件付きで副業を許可する会社も増えてきました。副業も始めてみると上手くいき、収入が本業を超える場合もあります。また、収入的には数万円にしかならないが、それが複数できた場合、合計するとまとまった金額になる、といったケースも出てきます。
いずれにしても本業以外に収入が入ると、自信もできるし、経済的にも余裕が出てきます。自分に合った仕事が見つかるきっかけになるかもしれません。再雇用先・再就職先で働き、安定収入を得ながら、60歳以降のキャリアを考えることができます。
まずは自分が興味のあるものからやってみてはいかがでしょうか?
ポイント
・副業で収入が入ることで、経済的余裕も出てくる。
・本業以外に経験することで、学ぶことがある。一つでもいいので、まずは自分に合ったものをやってみよう。
髙橋 伸典
セカンドキャリアコンサルタント
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セカンドキャリアコンサルタント
モチベーション総合研究所代表/東京定年男女の会主宰
1957年兵庫県生まれ。同志社大学を卒業後、34年間製薬会社で営業、人事、社員教育を担当する。57歳で早期退職し再就職するも、多くのつまずき、苦労を経験する。しかし試行錯誤を重ねることで乗り越え、リスクなく独立する道をつかみ取る。この定年活動がマスコミに注目され、TBSテレビ『ビビット』「定活」特集に出演、『サンデー毎日』『産経新聞』他、多くのメディアに掲載される。
モチベーションを高め、セカンドキャリアに自信を持たせる研修講師として5,000人の受講者に明るい未来と希望を与え、行動変容につなげてきた。特に、東京都主催の「東京セカンドキャリア塾」などで行った自らの定年活動の苦労体験に基づくセミナーは、受講者から「多くのサラリーマンの実態が反映されていて納得かつ共感を覚えた」「アドバイスが具体的なので、すぐにでも実践できる」と好評を博している。また、「東京定年男女の会」を主宰し、定年活動、セカンドキャリアのサポートを行っている。現在は全国のシニアに向け、定年活動に役立つ情報を発信し続けている。
WEBサイト(⇒https://www.takahashinobunori.com/)
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連載3大リスク「お金、孤独、健康」の不安を取り除く定年の教科書