自分に合った副業にチャレンジしてみよう
■副業でリスクを分散できる
これからの世の中を考えた時に、変化が激しく、先の見通しが立たないので、自分のフィールドを一つの仕事に絞り込んでしまうと、続けられなくなるリスクが高まっていくでしょう。だから、リスクを分散する、つまりいくつかの仕事を同時に行うことが必要になってくると思われます。
しかしサラリーマンを長くやってきて定年を迎えられた世代の方(私もそうですが)は、本業以外に仕事をすることを禁じられてきました。それがこの段になって副業を奨励されても、と二の足を踏んでしまうのも致し方ないことです。
では実際に副業を経験された方はどう思われているでしょうか?
「やってみると新しいことが経験できて新鮮味がありました」
「今まで想像していたより、実際やってみると面白かった」
「本業以外にお金が入ってくる経験は初めてなので、少し自信になった」
そういう声も多く聞かれます。しかしシニアが始めるのは難しいし、何から始めたらいいのかよくわからない、と思われるのではないでしょうか。
■シニアのための副業術
そこで比較的始めやすく、シニアに向いている副業を挙げてみました。副業プランナーの中野貴利人氏は、老後資金を貯めることができ定年退職後も続けられるものとして、「①不用品を売る/②人に教える/③遊休資産を貸す/④手作り品を売る/⑤相談に乗る/⑥感想を述べる/⑦育児を手伝う」等を挙げています。
これらはあまり体力がかからず、オンラインなら自宅でもでき、特別なスキルがなくても人生の経験が活かせるので、始めやすいし、継続できやすいものばかりです。では、具体的にどのようなものがあるか例を挙げてみます。
①不用品を売る
着なくなったブランドの洋服、結婚式の引き出物、昔集めた切手、レコード、読み終わった漫画コミック、万年筆、時計など、「こんなものが売れるの?」というものでも、出品してみれば結構売れるものです。不用品はスマホを使って簡単に売ることができます。売るには、「メルカリ」や「ヤフオク」などオンラインのお店に出店します。
②人に教える
自分の得意なことや今まで培ってきた経験・スキルを、それを知りたい人に教えます。自宅や会議室で教える場合もありますが、最近ではオンラインで、講師と生徒をマッチングさせるサイトも出てきており、集客が簡単になりました。代表的なものに「ストアカ」があります。
③遊休資産を貸す
使っていない駐車場、使っていない部屋、車などを貸し出します。「MonooQ」など、それぞれの専門アプリがあるので、登録すると商品や不動産を掲載できます。
④手作り品を売る
自分の手作り品を「minne」「Creema」などのフリマアプリで販売できます。
⑤相談に乗る
会社の人間関係や仕事のこと、結婚、離婚、介護、相続など、人の悩みを聞く副業です。インターネットサイトの「ココナラ」「タイムチケット」に登録して得意分野を書き込むことで相談相手が見つかります。
人生経験が深いシニアの方だからこそできる副業だと思います。
⑥感想を述べる
アンケート会社や調査会社に登録して、アンケートに答えたり、レビューを書いたりすることで、少額ですがお金になります。TV番組、雑誌、食品メーカーのモニター募集などもありますので、興味のあるジャンルを調べてみてください。
⑦育児をサポートする
オンラインのスマホアプリ「キッズライン」「imom」に登録して、自宅でベビーシッターするケースや実際に保育園で短時間働く場合もあります。保育園では朝の早い時間や夕方の遅い時間は保育士不足になることが多いので、ニーズがあります。無資格でも勤務することもできます。
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