正規雇用者は473万人増加した事実
批判されることの多いアベノミクスだが、データを読むと大きな「功」がある。それは正規雇用者の増加だ。正規雇用者は3485万人になり、473万人も増えた。これまで正規雇用に就けなかった人が就職できたのだから、この功績は大きい。
〇正規雇用者の人数
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2019年の人数 3485万人(473万人増、15.7%増)
〇平均年収の上昇
平均年収は、非正規雇用者を含んだ場合、28万円増になった。
2012年の平均年収 408万円
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2019年の平均年収 436万円(28万円増、7.0%増)
正規雇用者のみの場合、37万円増になった。
2012年の平均年収467万円
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2019年の平均年収504万円(37万円増、7.9%増)
長年続いた年収の落ち込みに歯止めをかけたという点で、アベノミクスは確かに効果があった。
非正規雇用者を含む勤労者の年収分布は、「400万円以下」の人が減って、全体的に底上げになった。「400万円以下」のウエートが下がって「400万円超800万円以下」の中間層が増えた。
北見 昌朗 北見式賃金研究所所長
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