(※写真はイメージです/PIXTA)

根強い「筋トレをすると脚が太くなる」は都市伝説です。多くの女性が悩む「むくみ脚」を解消するには「脚の筋トレ」が効果的だということをご存知でしょうか。パーソナルトレーナーとして25年の経験の中野ジェームズ修一氏が著書『やせるのはどっち? 理想の体が手に入る「失敗しない」31の法則』(飛鳥新社)で解説します。

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「毎日、コツコツ」のほうが運動量は上回る

▶Q:デスクワークしている人が運動するなら?

A:仕事が休みになる週末にまとめて頑張ればいい
B:仕事の日は運動の日。月~ 金で少しずつやる

 

中野ジェームズ修一著『やせるのはどっち?』(飛鳥新社)より。
中野ジェームズ修一著『やせるのはどっち?』(飛鳥新社)より。

 

正解はこっち! B:仕事の日は運動の日。月~ 金で少しずつやる


■運動は「イベントにしない」ことが大事です。

 

忙しい平日に、ちまちま短い時間運動するよりも、時間のある週末に追い込んで運動したほうが、消費カロリーをドカンと増やせるし効率がよさそう―。何となく、そんなイメージを抱く方は少なくないと思います。

 

でも実際には、1回1回、頑張りすぎる人ほど、運動が続かない傾向がみられます。

 

人はどんなにハードに追い込んでも、月数日、週1日の運動だけではやせられません。

 

たしかに、長い時間運動するほうが、1回で消費できるカロリーは多くなります。でも、週1日、1~2時間、頑張ってハードに運動した場合と、毎日15分~30分、運動した場合をトータルで比べたらどうでしょう?

 

結果的には「毎日、コツコツ」のほうが運動量は上回ります。

 

私がおすすめしたいのは、あえて「仕事の日は運動の日」と決めてしまうことです。

 

「仕事で疲れているのに運動なんてしたら、余計疲れてしまうのでは?」と思うかもしれませんが、実はデスクワークをしている方の場合は逆です。

 

デスクワークをしていると、座りっぱなしの時間がとても長く、運動量が少なくなります。すると、脳は疲労困憊なのに、肉体的には疲れていないため、毎日の眠りが浅くなってしまう。つまり、体を動かしていないことで疲労が抜けない状態になるのです。

 

例えば、軽く汗をかくぐらいの早歩きやジョギングを1日15~30分程度、仕事の前後に組み込みます。仕事の日に適度な運動で体を動かすことで、毎日ぐっすり眠れますし、外気や景色が脳によい刺激を与え、疲労回復にも効果的です。

 

何より、軽く汗をかく程度でスパッと終わらせると「気持ちよかった!」というよいイメージが残ります。すると「次の日も体を動かそう」という意欲につながって、習慣にできる確率もググッと上がります。

 

しつこいようですが、確実にやせるためには運動を習慣にできるかどうかがカギ。そのためには「運動をイベントにしない」ことがとても大切です。

 

中野ジェームズ修一
PTI認定プロフェッショナルフィジカルトレーナー
米国スポーツ医学会認定運動生理学士

 

 

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本連載は、中野ジェームズ修一氏の著書『やせるのはどっち? 理想の体が手に入る「失敗しない」31の法則』(飛鳥新社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

やせるのはどっち? 理想の体が手に入る「失敗しない」31の法則

やせるのはどっち? 理想の体が手に入る「失敗しない」31の法則

中野ジェームズ修一

飛鳥新社

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