住宅用地の価格や価値は、面積とイコールではありません。土地が広いと管理の手間や、高い固定資産税が敬遠され、売却しようにも買い手がつきにくいのです。物件の価値=「使い勝手のよさ」と考えると、選択基準が見えてきます。※本記事は『山王が教える1円不動産投資』(自由国民社)から抜粋・再編集したものです。

「狭くなれば土地の価値が上がる」不思議な現象

土地の価値は、基本的には「単価×土地の広さ」で計算します。

 

でも、それはあくまでも基本であり、それだけで決まるものではありません。

 

土地が広くなれば、「固定資産税が上がる」というデメリットがあります。ですから、土地が広ければその分価値が上がるというわけではなく、「使えない、ただ広いだけの土地」を持っていたところで、ただのマイナスにしかなりません。つまり、土地の価値というのは「コンパクトかどうか」ということも非常に関係があるのです。

 

家を建てるための用地であれば、60坪から100坪あれば十分でしょう。それが200〜300坪もあれば、雑草の管理も大変ですし、固定資産税も高くなるので、その時点で買う人がいなくなってしまいます。200坪の土地が100坪の2倍の価格で売れることはないので、100坪よりも200坪の土地のほうが、単価で見れば安くなるのです。

 

分譲業者さんは、相続などで300坪くらいの土地を買って、5区画くらいにして、道路をつくって販売するので、非常に高く売っています。

 

こと土地に関しては、もともとの評価額がいくらあっても、どのように販売していくのかによって決まるのです。

 

狭くなれば土地の価値が上がる例を、もうひとつお話しします。

 

60坪で1000万円の土地を、駐車場にしてもらう目的で1/10の6坪ずつ売ろうと思ったとします。単純計算では100万円ですが、現金で100万円くらいなら払える人はとても多いでしょう。すると、100万円ぐらいで買いたいという人が増えて、6坪で200万円になることもあります。土地が狭くなって、駐車場などに使えるレベルであれば、金額は逆に割高になると知っておきましょう。

 

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山王が教える1円不動産投資

山王が教える1円不動産投資

永野 彰一

自由国民社

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