いま、不動産投資の世界には大変革が起きています。これまでの常識はすでに常識でなく、一部投資家に至っては「ローンを組んでまで不動産を所有する意味はない」とまで口にするほどです。しかし、そんな厳しい状況のなか急増しているのが「1円不動産投資」です。一体どのようなものなのでしょうか。※本記事は『山王が教える1円不動産投資』(自由国民社)から抜粋・再編集したものです。

「1円不動産投資」は3パターンある

あなたは「1円不動産投資」と聞いて、どんな印象を持ちますか?

 

「1円で、しかも不動産に投資することができるなんて、あり得ない!」

 

そんなふうに思う人は多いかもしれません。不動産の世界では、常識外れと思えることでしょう。

 

ところが不動産の世界では、いままで常識だと思っていたことがすでに破綻しているのです。

 

その前に、まずは「1円不動産投資」がどういったものなのか説明しておきます。

 

わたしが提唱している「1円不動産投資」には、以下の3パターンがあります。わたしの場合、購入のほとんどがこの3パターンに該当します。

 

①1円を売り主に支払って物件を購入する

 

②売り主の手残りが1円になるように19万8001円で購入し、売り主は仲介手数料として19万8000円(18万円+税)を不動産屋さんへ支払う

 

③1円で購入し、なおかつ売り主からお金をもらう

 

①と②の違いは、仲介手数料を売り主が負担するか、買い主が負担するかだけです。

 

つまり、①は売り主が仲介手数料を負担するので、買い主側の負担は1円だけになります。

 

これに対して②は、買い主が物件の代金として19万8000円+1円を売り主に支払います。売り主は不動産屋さんへ仲介手数料として19万8000円(18万円+消費税)を払い、手元には1円だけ残る形になります。

 

ちなみに③について、詳しくは後ほど説明しますが、買い主がお金を受け取りながら物件も引き取るという方法です。

 

わたしはこれを、「マイナス物件」と呼んでいます。

 

噓のようですが、本当の話なのです。

 

③の場合の仲介手数料は、基本的には①と同じように売り主が負担します。ですから、仮に20万円を買い主が受け取って物件を引き受けるのであれば、売り主の負担は19万8000円+20万円=39万8000円になります。

 

ところで、手数料(18万円+税)を支払うのは、不動産屋さんが仲介をする理由をつくるためです。

 

ここで約20万円の出費を惜しまないほうが、次の話を持ってきてもらいやすくなるので、長期的に見れば安くつく、とわたしは考えています。

 

なお、①〜③すべて、別途「登録免許税」がかかることに注意してください。

 

※不動産を取得して所有権を登記したことに対して課税される税金

 

「1円不動産投資」がどういうものか、おわかりいただけましたか?

 

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山王が教える1円不動産投資

山王が教える1円不動産投資

永野 彰一

自由国民社

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