「早慶落ち」を名乗っても痛々しいだけ
▶「マインド」▲▲大落ちアピールをする/重要度★★★☆☆
春になると「▲▲大落ち」アピールが流行る。まさにこれは大学生・浪人生・多浪生すべてに共通するあるあるです。
一流大学を「受けた」という事実だけで、自分の価値を高く見せようとする人は割といます(これを言う人の多くは志望校にわずかに届かなかった人たちでしょう)。
東大に落ちて一橋か早慶、京大か阪大に落ちて同志社、早慶に落ちて明治。これらはいずれも非常によく見られる事例です。
これらの受かった大学を蹴って浪人を選択する人も少なくありません。目標を達成するために回り道をする姿勢、非常に頭が下がります。
でも、なかには第一志望の大学よりはるか下の大学にしか受かっていない、はたまたどこの大学にも受かってすらいない人も見られます。
現時点の自分の能力より高いレベルの大学を受ける姿勢は非常に立派です。挑戦しないことには合格もありませんからね。でも、勇敢と無謀は違います。いずれの科目も偏差値が50以下しかないのに早慶を受けて受かる可能性などほぼありません。
それでも受験料を払えば受けることはできるので「早慶落ち」を名乗れる。そんな過去の一時点の出来事を肩書きにして自分を高く見せようとしても痛々しいだけです。
どうしても目指す大学に行きたいなら、適切な方向性で適切な量の努力をする必要があります。私自身、偏差値40の高校から早稲田に届きました。不可能ではありません。
本当にその大学に入れるように前を向きましょう。後ろを振り返っても辛いだけですよ。現役生も▲▲大学落ちをちらつかせる方に遭遇しても、自分が同じ状況になったときのことを想像して、温かい目で見守ってあげてくださいね。
濱井 正吾
9浪はまい
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