計画表に載せるべき必要な情報とは
ここからは実践編としてまず、どのようにして「塾なし受験」を進めていったのか、具体的に書いていきます。塾なし受験に挑戦するにあたって、目標設定からスケジューリング、チェックと分析、その後の対策や改善など、入試日までの道のりに必要なノウハウを明かしていきましょう。
②「受験プロジェクト計画表」を作成する
目標を設定したら、次は「塾なし受験」を進めていく計画表の作成をしましょう。スケジュール管理について、より具体的な計画表の作成方法を紹介していきます。この計画表が、塾なし受験生の闘いを大きくサポートする強力なアイテムとなります。
(1)計画表に記載する情報を集める
まずは、計画表に載せるべき必要な情報を集めていきます。学校関係・受験関係両方のスケジュールを確認しましょう。通っている中学校の年間スケジュールや高校のウェブサイト、または受験冊子などで、次の情報を確かめてください。
【中学校関係】
①定期テスト
②実力テスト
③部活の練習・大会(夏まで)/学校行事
④三者面談
⑤校内検定試験 など
【受験関係】
①説明会や見学会、文化祭など志望高校の日程
②模試の開催日
③出願期間や出願締め切り日
④入試日・合格発表→手続き締め切り日 など
これらを参考に必要な情報がある程度そろったら、計画表に書き入れていきましょう。
(2)日程・時期を計画表に書き入れる
計画表は、ひと月を週単位(第1週~第4週)で管理して、3カ月のくくりにしました。この通りでなくても構いませんが、計画を立てやすく全体も見やすい体裁を意識するといいでしょう。我が家で使った計画表を参考にしてください。
模試の開催日程などは、受験する・しないにかかわらず、候補日を全て記入しておくといいでしょう。受験する日程が決まれば、必要のない情報は削除していけば大丈夫です。
計画の作成とスケジュール管理は、受験生だけでは難しいので、親子で一緒に取り組みましょう。実際に、保護者が把握すべき日程も多いため、大人主導でも構いません。子どもだけでは判断に迷うこともあるでしょうから、しっかりと連携して進めてください。