(※画像はイメージです/PIXTA)

3月から始まった「急激な米ドル高」「怒涛の円安」は5月に一息ついたものの、6月は早速再燃。一時137円近辺まで上昇しました。では、7月はどうなっていくのでしょうか。マネックス証券・チーフFXコンサルタントの吉田恒氏が考察します。

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    「FFレートの見通し」が為替を左右する

    これまで見てきたことから、米ドル/円の行方は基本的に米金利次第であり、その米金利に大きく影響するのは米国の金融政策ですが、7月は27日にその金融政策を議論するFOMCが予定されています。

     

    このため、今後の米利上げ見通しについても、このFOMCを受けて固まってくる可能性が高いでしょう。

     

    FFレート引き上げは4%以上に続く見通しになるのか、それとも3%以下にとどまる見通しとなるのか。仮に後者だとしたら、「米金利上昇=米ドル高・円安」は終了の可能性が高まります。

     

    3月以降、米ドル/円は1ヵ月5~10円の大幅なレンジが続いてきました。仮に、7月の米ドル/円がこの間の米ドル高値137円近辺を大きく上回らないとして、5円以上の値幅で推移するなら、7月の米ドル/円は132~137円中心での推移が予想されるでしょう。

     

     

    吉田恒

    マネックス証券

    チーフ・FXコンサルタント兼マネックス・ユニバーシティFX学長

     

    ※本連載に記載された情報に関しては万全を期していますが、内容を保証するものではありません。また、本連載の内容は筆者の個人的な見解を示したものであり、筆者が所属する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではありません。本連載の情報を利用した結果による損害、損失についても、筆者ならびに本連載制作関係者は一切の責任を負いません。投資の判断はご自身の責任でお願いいたします。

     

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