老後の不安の正体がわかれば、解決策も見えてくる!
◆お金はいくらあっても不安なもの
老後生活にどんな不安を持っているのでしょうか? 世帯主が20歳以上80歳未満の2人以上の世帯を対象とした金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、老後の生活を心配している理由の第1位は、「年金や保険が十分ではないから」、第2位は「十分な金融資産がないから」、第3位は「現在の生活にゆとりがなく、老後に備えて準備をしていないから」など、老後の蓄えに関する不安が並びます。
老後資金の不足が心配ならば、お金を貯める必要がありますが、「いくら貯めればいいのかわからない」「どうやって貯めればいいのかわからない」など、お金の貯め方や適正な家計について、悩んでいる人も多いのです。
老後資金への不安を解消するには、まずは現状の把握からスタートしてみましょう。現在の自分の収入と支出、貯蓄額など保有資産を明確にしてみます。さらに将来もらえる年金額をもとに、老後の収入、支出についてもシミュレーションしてみます。
そうすることで、自分が思い描く老後の生活のためには、いくら貯めなければいけないのか、おおまかではありますが、イメージできるはずです。
不足額などの課題が見つかれば、考えやすくなります。「老後が不安」と漠然と思っていると、お金が1億円あっても不安なものです。「漠然と」から脱却することが大切です。
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